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古都の眺望を楽しめる奈良のホテル・旅館10選
今から1300年ほど前に都が置かれていた奈良には歴史に彩られた見どころがたくさん。なかでも今回は春日大社や興福寺、東大寺など、世界遺産「古都奈良の文化財」に登録されているスポットが点在する奈良公園周辺を中心に、古都奈良の風景が楽しめる眺望自慢の宿をピックアップ。スタイリッシュなホテルから、日本情緒あふれる旅館まで10軒をご紹介します。
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古都の眺望を楽しめる奈良のホテル・旅館10選
1.ANDO HOTEL 奈良若草山
まずご紹介するのは、奈良公園の東端に位置する若草山の中腹に建つ「ANDO HOTEL 奈良若草山」。東大寺や興福寺五重塔、春日大社の神域として千年以上ものあいだ大切に守られてきた春日山原始林など、豊かな自然のなかに世界遺産が点在する絶景が見晴らせます。このホテルが“自然との調和から生まれる安堵”をコンセプトに掲げて追求するのは、上質なおもてなし。日々の慌ただしさから解き放たれるゆとりある時間を提供してくれます。
心休まる木の香りや自然の恵みを感じる土、奈良伝統のやさしい風合いを持つ布など、素材感を大切に設えられた全6タイプの客室は、いずれも心落ち着く空間。なかでも格別な時間を過ごせるのが、専用露天風呂やファイヤーピット付きテラスを有する「ペントハウススイート」。部屋から古都の風景を一望する「パノラマビューツイン」もおすすめです。
屋上には貸切展望露天風呂も。ぜひ予約して、誰にも邪魔されずに景色と湯浴みを楽しむ贅沢な時間を堪能してくださいね。メインダイニングで供されるのは、奈良の食文化を継承しながら、フレンチの技法や食材を取り入れた料理の数々。翌朝には、季節ごとの地元食材を使用した和定食の朝食で素敵な1日を始めることができます。英語対応可能。
2.MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS
春日山原始林に臨む「MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS」もおすすめ。ホテルの西側には古い町並みが残る「ならまち」、東側には「奈良公園」が広がるロケーションです。コンセプトに掲げるのは“SHARING WITH LOCALS 地域との共生”。古いものと新しいもの、都市と自然など、相異なるものを受け入れてきた奈良の“今”が感じられるホテルです。
客室はひとり旅にもグループ旅行にも対応できる全7タイプ。とくにおすすめなのが、ハリウッドツインの和洋室「Superior with Japanese-style and Mountain View」。窓越しに春日山原始林と興福寺五重塔を眺めながら、くつろぐことができます。
併設のカフェバーは、全国にファンを持つ奈良の人気カフェ「くるみの木」が監修。池に面した開放的なテラスには、ときおり鹿も訪れるとか。BREAKFASTタイムには、地元の食材をふんだんに取り入れた滋養に満ちた和洋の朝食を。CAFE&BARタイムには、大和茶や地ビール、自家製果実酒などのドリンクを中心に、スイーツや伝統的な保存食をアレンジした酒肴などが味わえます。英語対応可能。
3.ホテルニューわかさ
東大寺・大仏殿まで徒歩5分の場所にある「ホテルニューわかさ」も要チェックです。屋上のスカイデッキや客室から見渡せるのは、奈良公園や若草山など奈良を代表する風景。西側には奈良と大阪の県境にそびえる生駒山を望む旅館です。
古都の景色を存分に楽しみたいなら「露天風呂付客室」でご予約を。季節や時間とともに移ろう風景を眺めながら露天風呂に浸かる、なんとも贅沢なひとときが過ごせます。いずれも部屋ごとに意匠が異なるので、好みにあわせてセレクトするのも楽しみの1つ。屋上には宿泊者専用の庭園があり、夕景やライトアップされた美しい景色が楽しめます。
ゆったりと足を伸ばせる檜造りの湯船を備えた貸切展望風呂も、50分3,850円で利用可能。夕食には奈良の名産品や旬の素材を盛り込んだ会席料理、朝食には郷土食・大和茶粥を添えた和の料理と、この土地ならではの食の魅力も堪能できます。英語、中国語対応可能。
4.和鹿彩 別邸
「和鹿彩 別邸」は、ホテルニューわかさに隣接する系列旅館。ならまちに軒を連ねる町家のような情緒あふれる館内には、古都奈良の伝統を受け継ぐ凛とした美しさが宿っています。
客室は奈良格子が町家の雰囲気を醸す和室が中心。い草の心地よい香りが漂い、自然と寝転がりたくなるような空間です。夜はベッドで休みたいという方にぴったりの和モダンな洋室もラインナップされています。
最上階にあるのは、奈良で唯一湯船から東大寺・大仏殿の大屋根や若草山を一望できる展望大浴場。いにしえの都に思いをはせながら、やわらかな湯に身をまかせる非日常が満喫できます。ホテルニューわかさの展望貸切風呂も利用OK。英語、中国語対応可能。
5.飛鳥荘
料亭旅館「飛鳥荘」も、興福寺・五重塔を目の前に臨む最高のロケーション。落ち着いた雰囲気の広々とした客室で、古都奈良の空気や文化を感じることができます。五重塔側にあるのは、情緒豊かな純和風の部屋のほか、和室気分を味わいながらベッドでくつろげる和洋室。二間続きの和室は最大8名まで宿泊できるので、ファミリーやグループ旅行にもうってつけです。
最上階には、興福寺や奈良の街を望む展望露天風呂が。夜には五重塔がライトアップされた美しい夜景が楽しめます。40分3,300円で利用できる貸切露天風呂では、そんな美しい景色をひとり占め!周りを気にせず入浴できるので、2人だけの時間を楽しみたいカップルや小さなお子さま連れにもおすすめです。
上質な料理が味わえるのも料亭旅館ならでは。腕利きの料理人が季節感を大切に仕立てる月替わりの献立を部屋でゆっくり味わえます。清酒発祥の地である奈良の⽇本酒や、地ビールなども各種取り揃え。なかでも地元の酒蔵から仕入れるお酒は、地場食材を活かした会席料理と相性抜群。朝食にも、ほうじ茶香る茶粥やその場で仕上げるだし巻き卵など、丁寧につくられた和の料理を供してくれます。英語対応可能。
6.奈良 万葉若草の宿 三笠
若草山の中腹にある「奈良 万葉若草の宿 三笠」は、自然のやさしさに包まれながら特別なひとときが過ごせる旅館。春夏秋冬、いつ訪れてもその時期ごとの美しい風景に出会えます。ガラス張りのロビーからは、若草山の緑の向こうに広がる奈良の町並みを一望。夜には照明が落とされるので、一層映える美しい夜景が堪能できます。
客室は、特別和洋室や露天風呂付き、東大寺・大仏殿を望む部屋、リゾート感あふれるメゾネットなど、さまざまなタイプを取り揃え。部屋でも眺望を楽しみたい方は、風の棟・月の棟の「眺望和風客室」を予約してくださいね。
広々とした露天風呂では爽やかな風を感じながら湯に浸かり、疲れた身体をリフレッシュ。湯上がりには彩り鮮やかな会席料理でお腹も心も満たされる、至福のステイが叶います。英語対応可能。
7.セトレならまち
猿沢池のほとりに佇む「セトレならまち」。興福寺の五重塔からもほど近く、奈良の情緒を存分に感じることができるロケーションです。館内は、良質な木材の産地である吉野の杉や檜をはじめ、長い年月をかけて育まれてきた奈良生まれの素材や伝統技法をいかした空間。建築だけでなく、オリジナル家具にも吉野の木々を用いているのだとか。
ゲストを迎えてくれるのは、香りのおもてなし。その日おすすめのアロマを、吉野杉製ディフューザーに染みこませ、部屋のクローゼットや枕元など、好みの場所で楽しめます。全5タイプの客室のなかでも、おすすめはより“奈良らしさ”が感じられる「まちやルーム」。昔ながらの町家に必ずある坪庭付きの部屋です。
五重塔を目の前にしたテラスや心地よい風を感じながらフードやドリンクが楽しめる宿泊者専用ラウンジ、ライブラリー&レコードルームなど、館内にはくつろげるスペースがたくさん。自転車を無料でレンタルしてくれるので、行動範囲を広げて奈良を満喫することができます。英語対応可能。
8.さるさわ池 よしだや
1868年の創業以来、変わらず受け継がれてきた温かいもてなしで迎えてくれる「さるさわ池 よしだや」。午前6時と正午、午後6時、日に3度「ゴーン」と鳴り響く興福寺の鐘の音に耳を傾けながら、心静かに過ごせます。全室趣向の異なる客室は、デュベスタイルのベッドを配した和モダンな空間。西側の部屋からは、猿沢池を一望できます。
夕食前には、大きなお風呂で旅の疲れをリフレッシュ。大浴場へと向かう石畳の渡り廊下を歩くだけでも旅情がかきたてられます。興福寺・五重塔と空の景色を窓に映す、貸切風呂も無料で利用OK。夜にはライトアップされた五重塔が闇に浮かび上がる幻想的な景色が楽しめます。
湯上がりには、心を込めて仕立ててくれる会席料理を堪能。旬の素材はもちろん、器にもこだわった品々を供してくれます。翌朝には、昔ながらのかまどでふっくら炊き上げたごはんと味噌汁、焼魚など、和の朝食で1日のパワーをチャージして。英語対応可能。
9.AN-GRANDEホテル奈良
「AN-GRANDEホテル奈良」は、奈良公園への玄関口・近鉄奈良駅ほど近く。観光に非常に便利な立地です。スタッフのホスピタリティあふれるサービスも評判。快適な奈良でのステイをサポートしてくれます。
ゆとりあるラグジュアリーな客室には、シモンズ社製の高級ベッドを採用。多くの部屋の窓からは、興福寺や奈良公園、若草山を眺めることができます。全5タイプのうち、優雅に過ごせる「ビューバスジュニアスイート」、2面を窓が占める「パノラマビュー スーペリアツイン」などがとくにおすすめです。
ウッドデッキ席も備えるレストランでの朝食は、和食と洋食の2種類から好みに応じて選択可能。この地ならではの食材を使った、やさしい味わいで1日のスタートを切ることができます。英語、韓国語対応可能。
10.ホテル天平ならまち
猿沢池のほとりに建つ「ホテル天平ならまち」は、近鉄奈良駅から徒歩7分。“書道”をテーマに、著名な書家の作品を館内随所にディスプレイしたコンセプトホテルです。ロビーでゲストを迎えてくれるのは「奈良晒」で作った茶室。奈良晒とは、無形文化財に指定される紡織技術で織り上げた高級麻織物のこと。その質の高さ、白の美しさから、かつては「麻の最上」と評された奈良県の伝統的工芸品です。
猿沢池側の客室から楽しめるのは、池と興福寺五重塔が織りなす風景。洗面台には、乳白色の柔らかい風合いとと奈良絵文様が美しい焼物「赤膚焼」を使用。障子や壁紙、照明器具には、奈良・吉野の伝統工芸である「宇陀紙」をはじめとする手漉き和紙を用いた和モダンな空間で、心安らぐ時間が過ごせます。
猿沢池に臨むテラスで、のんびり過ごすこともできます。1階にはスターバックスコーヒーがあり、宿泊客ならテラスへの持ち込みもOK。さわやかな風を感じる開放的な空間で、古都奈良の歴史に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
おわりに
泊まってみたい宿はありましたか?ホテルや旅館で過ごす時間も大切な旅の要素の1つ。この記事を参考に、利用シーンや好みにぴったりあった宿を見つけてくださいね。
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