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萌え萌えきゅーん!日本のメイドカフェで初めての「ご帰宅」を全攻略

日本のオタクの聖地といえば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが東京の「秋葉原」だと思います。有名な電気街であると同時に、秋葉原のもう1つの特色は「メイドカフェ」が多いこと!白いエプロンを着てメイドに扮した女の子たちが、自分のためにお給仕してくれる姿はとてもかわいらしく、代表的な日本の「萌え文化」の1つと言えます。実際にメイドカフェに行って、メイドと交流したいと思っている外国人観光客も少なくないはずですが、すこし不安とためらいがある人もいるようです。今日は編集部が秋葉原の超有名メイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」へ実際に足を運んだ経験をもとによりスムーズにメイドたちと交流したり、より楽しめるように、解説していきましょう!

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メイドカフェはどんなところ?

メイドカフェはメイドをテーマとした飲食店で、日本では2000年代のオタク文化の台頭とともに登場しました。店の内装からスタッフの服装まで、テーマに合わせた世界観があり、メイドカフェならではのコミュニケーションやイベントが客に非日常的体験をもたらしています。

メイドカフェのスタッフはかわいいメイドの制服を着て、店を「お屋敷」と位置付けて、お客様を「ご主人」や「お嬢様」と呼び、店に入ると「いらっしゃいませ」ではなく「お帰りなさいませ」と挨拶してくれます。ここでは、メイドたちからテーブルサービスを受けられます。食事を提供するだけでなく、メイドが食事に「小さな魔法」をかけてよりおいしくしてくれたり、一緒に呪文を唱えたりと、客がメイドとやり取りをすることが、食事をする際の定番の楽しみ方です。

メイドカフェの料金システムと費用

多くのメイドカフェは「入場料+食事代+その他」の料金システムを採用しています。

例えば、あっとほぉーむカフェを利用する際は以下の料金システムを理解することが必要です。この値段はあっとほぉーむカフェのオリジナルの値段です。ほかのメイドカフェと値段が異なります。
入場料:大人780円
飲み物:700円~、アルコール飲料はもう少し高くなります
食事・デザート:880円~
その他:写真撮影、ライブ鑑賞などの費用

この値段はあっとほぉーむカフェのオリジナルの値段です。ほかのメイドカフェと値段が異なりますメイドカフェの滞在可能時間は約1時間で、料金を支払えば延長できる店もありますが、店の規定によって異なります。

正規のメイドカフェであれば料金システムはとても簡潔・明瞭ですので、気になる店があればまず同店の公式サイトで価格表を確認しましょう。街でメイドカフェに遊びに行きたいと思いついた場合も、インターネットで公開情報を調べてから行くことをお勧めします。道端で声をかけてきた女の子がメイドのような格好をしていても、決してついて行かないでください。最後に高額な料金を取られ、後悔してしまうかもしれません。

覚えているとなお楽しい!メイドカフェ専用日本語

メイドカフェは、普通のレストランとは違った世界観があり、教科書には載っていないような特殊な単語や言い方もあるので、日本語を知らない外国人の方は少し戸惑うかもしれません。 しかし、日本語についてあまり知らなくても、以下の簡単な日本語のフレーズを覚えていれば、メイドの世界観にうまく溶け込むことができます。

日文

意味

萌え

かわいい、好きという感情の表現

キュン

心臓がどきどきする感覚を表現

萌え萌えきゅん

萌えときゅんをかけあわせた、最上級の表現

おまじない / 愛込め

料理をさらにおいしくする魔法をかけること

帰宅

お店に入ること

お出かけ

お店を出ること

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秋葉原で20年間営業!あっとほぉーむカフェ体験記

上記の基本を知ったら、実際にメイドカフェに向かいましょう!他のジャンルのコンセプトカフェには行ったことがありますが、メイドカフェは初めてです。私にとっては全く未知の世界で、店内に足を踏み入れるまでドキドキしていました。

今回訪れたのは、秋葉原で20年間営業してきた「あっとほぉーむカフェ秋葉原本店」です。開店当時、秋葉原ではメイドカフェブームが始まったばかりで、多くはウェイトレスが市販のメイド服を着ているだけの一般的な飲食店でした。あっとほぉーむカフェは、オリジナルの制服、空間装飾、印象的な言い回しを確立させ、完全なメイドの世界観を構築!最終的には「メイド文化」という一つのスタイルを作りあげました。

ちなみに、今やメイドカフェの代表的なセリフとなっている「萌え萌えきゅん♡」は、あっとほぉーむカフェのレジェンドメイド「hitomi」が発明したものです!

秋葉原駅電気街口から徒歩約5分、かわいらしくて目立つ建物が見えます。3階から7階まではすべてあっとほぉーむカフェですが、各階は独立した店とされており、内装のテーマもそれぞれ異なっています。好きなお店を決めてエレベーターでそれぞれの階へ行きます。

私たちが向かったのは「あっとほぉーむカフェ秋葉原本店3F」で、まるで大講堂のような内装と座席がこのフロアの特色です。今日担当してくれたのは、胸にサーモンピンクのリボンをつけた人気メイド「みづきん」です。

みづきんはまず「ご主人様キーカード」、いわゆる会員カードを渡してくれます。「ご帰宅」の回数が増えるにつれて、カードの色が変わるほか、入場料の割引やメイドのチェキプレゼントなどの特別待遇を受けることができ、メリットがたくさんあります!

私たちが注文したのは、すでにセットになっている「フルコース(3,370円)」で、ノンアルコールドリンク1杯、フード1品、デザート1品、メイドとの記念撮影1枚が含まれています。メイドに、自分の料理にかわいい絵を描いてもらいたいなら、私たちと同じようなメニューを選ぶことをおすすめします!

ラテシリーズを注文し、メイドに自分の好きな動物を伝えると、メイドはミルクの泡にその場でお絵かきをしてくれます。16年のキャリアを持つみづきんは、パンダを上手に描きながら「新人メイドだと上手に描けないこともあるかもしれませんが、そんな時は温かい目で見て、励ましてあげてくださいね」と、笑って話してくれました。

魔法のスペシャルドリンクを注文すると、シェイカーを持ったメイドと一緒に「ふり ふり しゃか しゃか」と呪文を唱えてドリンクを作ります。最後に出来上がったドリンクが何色なのか分からないのもこのドリンクの面白いところです!

フードでは「わんわんカレーらいちゅ」もおいしいですが、初めてでしたら「ぴぴよぴよぴよ♪ひよこさんライス」を注文しましょう!メイドが半熟のオムレツを切って、そこにケチャップでかわいい絵を描いてくれます。みづきんは自分のデフォルメを描いてくれました。最後に、料理がよりおいしくなる呪文「萌え萌えきゅん♡」を唱えるのが、定番の流れです。

「メイドのリボンカチューシャケーキ」は、メイドがつけるカチューシャの形をした皿にケーキをのせ、メイドがチョコペンでご主人様やお嬢様の名前を書いてくれる可愛いスイーツです。

あっとほぉーむカフェの制服は3種類に分かれており、新人メイドは「新人メイド服」を着用しています。経験を積むと「見習いメイド服」を着るようになり、一人前のメイドとして認められると「正メイド服」を身に着けてお給仕します。

ご主人様やお嬢様の間で特に評価が高く、サービス経験と質が格段に優れたメイドは「プレミアムメイド」に昇格し、胸のリボンがオリジナルカラーになります。みづきんはプレミアムメイドで、リボンの色はサーモンピンク。あっとほぉーむカフェのプレミアムメイドは決まった場所だけではお給仕しないので、メイドたちの個人SNSをフォローして、彼女たちがどの店舗で働くかを確認してから行くことをお勧めします!

みづきんのInstagram:https://www.instagram.com/athome_mizukin/

Klook.com

メイドカフェの注意事項

メイドカフェでの時間を楽しく楽しむには、次の点にも注意してください。

・メイドに触らないでください。写真を撮る時も勝手にメイドの肩を抱いてはいけません。礼儀正しい距離を保たなければなりません
・メイドの写真を撮ってはいけません
・メイドのプライバシーを探ってはいけません
・写真撮影時は、他のお客様が映り込まないようにしてください
・いかなるときも動画を撮影してはいけません

店によっても決まりが異なりますので、わからないことがあればメイドに聞いてみてください。喜んで教えてくれると思いますよ!

外国人観光客にとってメイドカフェは日本のオタク文化を感じるのに最適な場所の一つですが、「萌え萌えきゅん」などのセリフを発することに恥ずかしさを感じる人もいるかもしれません。でもここに来たら、自分の羞恥心やプライドを捨てて、メイドと一緒にこの独特の世界に浸るのが、最もテーマカフェを満喫できる方法です!

この記事に掲載されている情報は、公開時点のものです。

ライター紹介

Ying
Ying Lu
台湾出身、東京在住。ライブ鑑賞や二次元文化などサブカルチャーが好き。池袋によく行きます。
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