• 東京
  • 観光

初心者でも楽しめるディープな日本!大井競馬場で昼から夜まで遊ぼう

日本に住んで7年目、サブカル大好きな私(本記事の編集者)は、時間さえあれば池袋に行き、自分が好きなお店を巡っています。 好きなものにはとことんハマるタイプなのですが、たまには自分の日常から抜け出して、ちょっと違った楽しみを見つけてみたくもなります。 そこで今回は日本人の友人とともに、初めて東京の大井競馬場に行ってきました。愛らしい馬の姿、全力疾走のスピードと迫力を目の前で感じたのは貴重な経験になりました。そして、ちょっとだけレースで運試しもしてみたので、今回はその様子をお伝えします。

tsunaguJapanライターお薦め観光コンテンツはこちら!

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれている場合があります。アフィリエイトリンクを経由して購入された場合、あなたからの追加費用なしで私たちはコミッションを得る可能性があります。

※この記事は東京シティ競馬(大井競馬場)様のご協力を頂き、作成しました。

日本ではギャンブルは合法なの?

競馬と聞くと「日本では合法?禁止されていないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
日本では「賭博行為」を公序良俗に反する違法としています。 ただし、公営競技(競馬、競艇、競輪、オートレース)や公営宝くじ(toto、ロト、宝くじ)は、国や地方自治体の財政に貢献することから、特別立法として合法化されています。 つまり、正規の競馬場に行って、観戦したり、賭けたりすることは法律的に許された娯楽なのです。

日本の競馬の現状について

日本の競馬は、中央競馬と地方競馬の2つに分かれています。 中央競馬の主催者である日本中央競馬会(JRA)は、全国に競馬場を有していて、週末と祝祭日にレースが開催されます。ただし、ナイトレースはありません。

地方競馬は地方自治体が主催していて、ナイトレースも開催される場合があります。

また、その他に中央競馬と地方競馬の違いとして、芝コースの有無、賞金額、さらには騎手や調教師になるための資格などがあります。 私のように、ちょっとお試し気分で楽しみたいという程度なら、どちらでもあまり細かいことを気にしなくてもレースを楽しむことができます。
今回は、ナイトレースまで楽しめる大井競馬場を訪ねてみました。

いざ大井競馬場へ

私たちが訪れた大井競馬場は、東京都品川区に位置しています。大井競馬場(一般に東京シティ競馬(TCK)と呼ばれる)は、特別区競馬組合が主催する競馬場です。今回こちらを選んだ理由はアクセスの良さ、そして夜までレースがあって一日中過ごすのにもピッタリだと思ったからです。

アクセス

【電車】
・東京モノレール:大井競馬場前駅を出てまっすぐ歩いて約2分で、大井競馬場北門につきます。そこからさらに直進し、大きな交差点を左折したら正門です。
・京急本線:立会川駅から大井競馬場正門まで徒歩約12分。
*レース観戦に便利な指定席は、正門とG-FRONT指定席発売所での販売となります。

【無料送迎バス】
・大井町駅⇔TCK(東急バス):JR大井町駅中央改札東方面・7番停留所より発車

入場料

大井競馬場の入場料は100円、15歳未満は無料です。指定席購入者は別途入場料を支払う必要はありません。
※20歳未満の方の単独での競馬場への入場は禁止されています。

[MAP内施設]
1.パドック
2.総合サービスカウンター
3.うまたせ!銅像
4.ハイセイコー馬像
5.エキサイティングビジョン
6.トゥインクルステージ
7.賞典台

大井競馬場のコース

大井競馬場のコースはフラットなダートコースで、通常、右回りに競走馬が走ります。各開催の最終レースは左回りに競走馬が走ります。レースの距離は以下の通りいくつかあります。

【右回り】
内回り:1500m、1600m
外回り:1000m、1200m、1400m、1700m、1800m、2000m、2400m、2600m

【左回り】
外回り:1650m

tsunaguJapanライターお薦め観光コンテンツはこちら!

馬券の買い方

私のように競馬の予備知識がない場合、どの馬に賭けるかをどう決めればよいでしょうか? まずは、馬券売り場にあるモニターを見て、一番人気の馬がどれかなどが順番に表示されているので、それを参考に賭けるだけでも問題ありません。また、スタンドの外にあるパドックは、次のレースに出走する馬をお披露目するための場所です。 馬の表情や気合の乗り具合、足取りなど、賭ける前に様子を見に行く人がたくさんいます。たまにきゅう務員にすり寄って歩く馬も見られるので、とてもかわいらしいですよ。

競馬について初心者の私は実際に間近で見てもあまりよくわからず、どの馬も毛艶が良く筋肉がしっかりしているように見えます。ですので、結局は自分が思う一番きれいな馬に賭けることにしました。あるいは名前が可愛いという理由で賭けることもあります(笑)。自分の誕生日やラッキーナンバーなどを組み合わせて買う人もいると、日本人の友達が言っていました。最初のうちはロトの数字を選ぶのと同じように、楽しむことを優先して、損得はあまり気にしない方がよいのではないでしょうか。

Klook.com

賭け方の種類

お気に入りの馬が決まったら、馬券売り場でマークカードに記入します。 カードは4種類あり、私は左上の写真の紺色のカードを使いました。これならすべての種類の馬券を買うことができます。
馬券の種類には、単勝、複勝、枠連、馬複、ワイド、枠単、馬単、3連複、3連単など9種類があります。 初心者の方におすすめなのは

「単勝」:1着になる馬を予想

「複勝」:3着以内に入る馬を予想
(※ただし、7頭立て以下の場合は、2着以内となります。)

「普通馬複」:2着以内に入る馬2頭を予想、1着と2着の着順関係なし

「馬単」:2着以内に入る馬2頭を予想、着順通り

基本カードの記入方法

①「場名」の欄から「大井」を選び、その下の枠を黒く塗りつぶします。

②「レース番号」は、自分が今回賭けるレースの番号なので、間違えないように注意してください。

③「式別」とは馬券の種類で、1枚のカードの片面で1種類の賭け方のみとなります。2種類の賭け方がしたい場合は別の馬券を使用する必要があります。

④「1着・1頭目」とは、1着になる馬の番号を予想するものです。1行が1つの予想の対象となり、紺色のカードの片面で4つの予想をすることができます。

⑤「金額」「単位」は賭け金額のことで、最低金額は100円からです。100円購入する場合は、「金額」に1、「単位」に百円の枠を黒く塗りつぶします。

例)大井競馬場の第11レースで、2番と11番にそれぞれ100円ずつを単勝で賭ける場合は、以下のようにカードに記入します。

カードに記入したら、発払機に行き、①お金を先に入れる ②マークカードを入れて、間違いがないことを確認したら、馬券が発券されます。馬券はレースの結果が出るまでは大切に保管しておきましょう。的中した場合それを元に払戻金を受け取る大事なものだからです!

的中難易度の高い賭け方(例:3連単、1~3着を着順通りに当てるのが条件)ほど、的中した時の金額は大きくなります。的中の条件が難しくなく払戻金は少ないですが、今回私はほとんど「単勝」「複勝」で賭けて遊びました。初心者にとっては、的中するだけでもとても嬉しいものです。

観客席

大井競馬場には、別途料金不要で利用できる屋外一般席のほか、室内から観戦できるG-FRONT(左の建物)、L-WING(右の建物)、4号スタンド(※ダイアモンドターン以外は販売休止中)の3つの建物があります。 室内の座席は基本有料指定席で、事前にインターネットで予約するか、当日早めにTCK指定席発売所で購入する必要があります。そのような有料シートの料金は1,000円から6,000円程度で、各席には中継モニター付き(一部は隣の人と共用)、一日中座って楽しむことができます。また、プライムボックス、プライムルームなどは、有料シートよりさらに高額の価格帯で、よりプライベートな空間で競馬を楽しむことができます。

室内は日差しや雨風から守られていて快適です。一方、屋外の一般席では、心地よい風と観衆の盛り上がりが感じられたり、コース間近に近づいて楽しんだりできるなど、レースの興奮を存分に味わうことができます。なかには望遠レンズを付けたカメラを持参して、馬が走る勇壮な姿を真剣に撮影する人もいました。仮に馬券を購入しないとしても、競馬場の雰囲気やレースそのものを楽しむだけでも特別な体験になるでしょう。

私たちが大井競馬場へ行った日は天候が不安定でした。当日のメインレースには「黒潮盃」という重賞レースがあり、観客はかなり多かったです。そのため、開場前に指定席はほぼ売り切れていて、私達は最後に余っていたG-FRONTのプライムシート(1席3,000円)をなんとか買えたのでした。このシートは3階にあるため、コースを見下ろしながら一望できます。プライムシートでは各席に個人用の馬券購入端末が設置され、キャッシュレス投票ができます。画面でも実際のコースでもレースを見ることができ、各馬の出走記録などを確認したり、馬券購入カードを書かずとも手元のシステムで賭けることもできます。 ただし、コンピューターは日本語表示のみなので、日本語ができないと、このシートを十分楽しめないかもしれません。指定席を購入する場合は、ゴールを見るのに適したL-WING3階のスターシートか4階のスカイシートを選ぶことをお勧めします。

tsunaguJapanライターお薦め観光コンテンツはこちら!

予想的中!払い戻しの方法は?

この日の第3レースで、私が「複勝」で2番と8番に100円ずつ賭けたところ、8番が2着に入りました!払戻金確定との放送が流れたら、馬券をもって発払機のところに行き、的中券入口に馬券を入れます。すると、機械が自動的に払戻金額を計算してくれます。間違いがなければ「精算」ボタンを押すことで払戻金(今回は150円でした)が出てきます。

※払戻期限は60日以内です

ここで今回の私の的中記録を公開しますと、合わせて9回賭けて計900円を出費、そのうち5枚が的中、総獲得額は1,280円でした。大儲けではないですが、少なくとも楽しんで損はしませんでした。

耳より情報:大井競馬場のグルメ

大井競馬場は外部からの飲食物の持ち込みは禁止ですが、場内の飲食店は充実しているので心配ありません!定番の唐揚げ、串焼き、たこ焼きの他に、カレーライス、うどんなど、さらに、かき氷やスイーツまであって、何を食べようか迷ってしまうほどです。この日はうだるような暑さの中、私たちは特製ホットドッグと海鮮丼を購入し、指定席で観戦しながらいただきました。コロナのせいで大声で応援できませんが、的中した時に周りから押し殺したような歓声が漏れ、外した時にもため息が聞こえてきます。本当に特別な体験でした。

正直、競馬場に足を踏み入れる前、私にとって日本の公営競技は未知の世界であり、不安を感じていました。しかし、そんな心配は杞憂でした。競馬場はとてもきれいに整備されており、ルールもわかりやすいので、すぐに楽しむことができました。「少しのギャンブルは心に良いが、たくさんのギャンブルは体に悪い」ということだけ肝に銘じて、羽目を外さないように気をつけさえすれば、誰でも楽しく、ディープな日本文化を体験し、良い思い出を残すことができることでしょう。

大井競馬場から近いおすすめのホテル

ホテルマイステイズプレミア大森

ワイヤーズホテル 品川シーサイド

この記事に掲載されている情報は、公開時点のものです。

ライター紹介

Ying
Ying Lu
台湾出身、東京在住。ライブ鑑賞や二次元文化などサブカルチャーが好き。池袋によく行きます。
  • tsunaguJapanライターお薦め観光コンテンツはこちら!