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知っていましたか?日本の春の風物詩「花見」の豆知識
日本では春といえば桜を楽しむ「花見」のシーズン。さまざまな花が咲き誇る季節ですが、なぜ他の花ではなく「桜」なのか?「花見」とは具体的に何をするのか?気になる花見の豆知識をご紹介します。
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1. なぜ桜で花見をするようになったのか?
日本人にとって「桜」は特別な花。なぜ桜を愛するようになったのか、起源は諸説ありますが、今回はそのひとつをご紹介します。
古来の日本では、桜は春になると里におりてくる「田の神様」が宿る木として信じられていました。農民たちは桜の咲き方で収穫を占ったり、桜の開花期に種もみをまく準備をしたり。さらに桜の木に供え物をして豊作を祈り、宴を行っており、その行為が遺伝子として受け継がれ、日本人が無条件で桜を好む理由のひとつになったという説です。
その後、時代を経て、平安時代(794年〜1185年)には貴族たちが桜を愛でて歌を詠み、宴を開くようになりました。さらに江戸時代(1603年〜1867年)には春の行楽として広がりをみせ、武士や庶民の間でも花見が行われるように。人々が桜の木の下に集まり、お酒を酌み交わしながら桜を愛でる現在のスタイルは、この頃の形式が受け継がれてきたものといえます。
2. 代表的な桜の種類
ひとくちに桜といっても、その種類はさまざま。山野に自生する「野生種(別名:山桜)」と、野生種を人の手で交配させた「園芸品種(別名:里桜)」、合計で600種ほどが確認されています。
中でも代表格は「ソメイヨシノ」といわれる園芸品種。国内の「桜の名所」に咲く桜の8割を占める、とてもポピュラーな種類です。
そのほかには、垂れ下がった枝と色濃く鮮やかな花が美しい「シダレザクラ」や、1月の寒い時期から咲き始めるものもある「カンザクラ」などが代表的。花びらも色・形状・枚数がさまざまなので、ぜひ観察してみてくださいね。
※画像はソメイヨシノ
※画像はシダレザクラ
3. いつ見られる?桜前線とは?
桜が開花する日は日本全国場所によってさまざま。同時に開花する場所が列島上で線状に分布しており、南から北に向かって順次進行していくことから、その現象を天気図上の前線の動きに例えて「桜前線」と呼び、春になると見頃の目安として各メディア等で発表されます。
桜前線は通常1月の半ば過ぎに沖縄からスタート。3月に入ると九州と西日本・南関東各地で広がり、4月には北陸・北関東、そして東北地方まで北上し、5月に北海道に到達します(気温変化の違いで変動あり)。
4. これがあると便利!花見グッズ
続いては、花見に欠かせない必需品から便利グッズまでをご紹介します。
まずはレジャーシートなどの敷物類。ベンチなど腰掛ける場所が無いことも多いので、ゆっくり鑑賞したいならマストアイテムです。また、段ボールをシートの下に敷くと保温性・安定性が良くなるのでおすすめ。段ボールはスーパーのレジを出たところに置いていたり、コンビニやドラッグストアの店員さんにお願いすると無料でもらえる場合が多いです。また、汚れをさっと拭き取れるウェットタイプのティッシュも活躍しますよ!
そして、春とはいえ、意外に冷えるのが花見の時期。コンビニで手軽に買える使い捨てカイロ(化学発熱体などが内蔵された携帯型カイロ)や、ブランケットなどの防寒グッズも重宝します。
使い捨てカイロ
5. 花見の楽しみ方
花見は桜のきれいな場所でお酒や食べ物を楽しむのが一般的なスタイル。花見をする時間帯は、昼間もしくはライトアップされた桜を楽しめる夜間が一般的です。また、より心地よく楽しむためにはマナーを守ることも大切。特に場所取りでモメたりしないよう、必要以上の面積は確保せずお互いスマートに譲り合うのが基本です。そのほか、桜の枝を折ったり傷つけたり、泥酔して大騒ぎしたり、ゴミを散らかしたまま帰るのもNG。また、お花見スポットでも、歴史的建造物や、住宅地などでは飲食や飲酒が禁止の場合もあるので、注意しましょう。マナーを守りあって楽しいひとときをお過ごしくださいね!
いかがしたか?事前に知っておけば、実際の花見の楽しさも倍増するはず!ぜひ今回の記事を参考に花見を満喫してくださいね。
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