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ここが見どころ!ブナ原生林が今なお息づく世界遺産・白神山地
白神山地は青森県と秋田県にまたがる広大な山岳地帯。人の手がほとんど加えられていないブナの原生林は、世界遺産に登録されているんですよ。今回はそんな白神山地の見どころを、青森側と秋田側に分けてご紹介!
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白神山地とは?
青森県南西部から秋田県北西部にかけて、約13,000haの山岳地帯が広がる「白神山地」。エリア内には世界最大級のブナ原生林が分布し、多種多様な動植物が生息。人為的な影響をほとんど受けていない貴重な生態系を有しています。
世界遺産に登録されているエリアの核心地域と一部の緩衝地域への立ち入りは事前の手続きが必要ですが、今回は届け出なしで気軽に行けるおすすめの場所をご紹介します。
見どころ -青森県側-
十二湖
青森県側西麓のブナ林に囲まれた33の湖沼群「十二湖」。近くの山から眺めると12の湖沼が見えたのがその名の由来です。コバルトブルーの「青池」が有名で、その神秘的な美しさを見るためだけに訪れる人も多いんですよ。
4月上旬〜11月下旬に利用できる散策コースは「森の物産館キョロロ」が起点。ブナ林を歩きながら、青池や透明度抜群の「沸壺の池」などが巡れます。
白神の森 遊山道
白神山地ならではの森林景観を満喫したい方には「白神の森 遊山道(入山料金:大人500円)」がおすすめ。立ち入り制限のある核心地域とほぼ同様の植生が見られるスポットなんですよ。
約52haのエリアにトレッキングコース(所要時間45分〜2時間程度)が3つあり、ブナの群落や動植物との出会いが楽しめます。※11月〜4月中旬は冬季閉鎖
見どころ -秋田県側-
田苗代湿原
春〜夏に可憐な高山植物が咲き乱れる「田苗代湿原」。「藤里駒ケ岳」の麓に広がる湿地で、黒石登山口から徒歩15分ほどの場所にあります。
雪解けとともに見ごろを迎えるのは、白い花苞が美しいミズバショウ。7月初旬には、整備された木道の両脇を山吹色のニッコウキスゲが覆い尽くす圧巻の風景を見せてくれます。湿原の散策だけなら、軽装でもOKなので気軽に訪れられますよ。※11月~4月頃は冬季閉鎖
岳岱自然観察教育林
「岳岱自然観察教育林」も、世界遺産指定地域とほぼ同じ生態系を保っているエリア。ブナの木と苔むす巨岩に囲まれながら歩ける歩道(1周約1時間)が整備されています。
ぜひ見ておきたいのは、秋田側の白神山地のシンボル的存在「400年ブナ」。平均寿命(300年前後)を遙かに超えた、樹齢400年前後のブナの巨木です。※11月~4月頃は冬季閉鎖
山道を歩く場合は、登山靴やリュック、レインウェアが必須!各スポットは季節や道路状況などにより、見学できない場合もあるので事前に確認してから出かけてくださいね。
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