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日本の行事・イベントカレンダー – 7月・8月編 –

日本には季節に沿った風習や行事がたくさんあります。なかでも今回は、日本の夏を満喫できる7〜8月のイベントをご紹介!

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7月

七夕

7月7日は「七夕」の日。日本古来のお祭りで、現在は色とりどりの短冊に願い事を書き、笹に吊して星に祈りを捧げるイベントとして親しまれています。
七夕の由来は季節の変わり目を祝う節句のひとつ。穢れを払い豊作を祈る行事、中国から伝わった織姫と彦星の伝説、そして棚機(たなばた)という織り機を使って選ばれた乙女が神のため着物を織るという日本の神事があわさり始まったと言われています。織姫と彦星の伝説とは、天の川を挟んで光る星、ベガ(織姫)とアルタイル(彦星)が七夕の夜にだけ再会できるという恋物語。年に1度だけ会うことを許された2つの星にあやかり、短冊に願いごとを書き飾り付けるようになりました。
※地域によっては7月でなく、旧暦に合わせて8月に行う場合もあります





暑中見舞い

「暑中見舞い」とは、1年で最も暑い時期に知人の安否や健康を気遣ったり、自分の近況を報告する季節の挨拶状です。
送る時期には諸説ありますが、梅雨(日本の雨季のこと)空けから立秋(二十四節気※のひとつ、8月8日頃)前日までに届けるのが一般的。日本以外の国へ送るなら、その国の盛夏に届けてみてはいかが?

※太陽の動きを元にした季節の指標





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土用の丑の日

厳しい暑さに負けないよう、夏の「土用の丑の日」に、精がつくといわれる「うなぎ」を食べる風習があります。2017年は7月25日(一の丑)と8月6日(二の丑)がそれに該当。2日間ある場合は一の丑に食べるのが一般的です。
この時期になると、食料品店ではうなぎの蒲焼き(甘辛いタレをつけながら焼いたもの)が大売り出し!コンビニやスーパーなどのお弁当コーナーにもうな丼(ごはんの上にうなぎの蒲焼きをのせたもの)などが並びます。





Klook.com

お中元

「お中元」は、お世話になっている人や知人へ感謝の気持ちを込めて贈る品。7月初め〜中頃までに贈るのが一般的とされています。
相手の家へ持参するのが正式ですが、最近は宅配便などの利用が主流。季節の挨拶や日頃の感謝の気持ちを記した挨拶状を添えるか、別便で手紙やハガキを送ります。また、お中元を受け取った際は、お礼状を出すのがマナーです。





海の日

「海の日」は7月の第3月曜日(2017年は7月17日)。「海の恵みに感謝し、国の繁栄を願う日」として制定された国民の休日です。
土日と連続し3連休になるため、旅行やレジャーを楽しむ人も多数。連休中は全国各地でさまざまなイベントが開催。函館や名古屋では、例年花火大会が催されています。





8月

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お盆

「お盆」とはご先祖様たちが地上に戻ってくるといわれる期間。一般的に8月13〜16日までを指し、墓参りなどをして先祖の霊を迎え入れ供養します。
各家庭ではこの季節、「精霊馬」と呼ばれる、キュウリなどの野菜に割り箸を刺したものを飾ります。割り箸が刺さった野菜を馬に見立て、ご先祖様がそれにのり地上との行き来をしてもらうため生まれた風習です。また、他にも地上に戻る際の目印となる「迎え火」、見送っている証としての「送り火」と呼ばれる、玄関の前で火をたく習慣もあります。
8月16日に京都で行われる「五山の送り火」は、お盆に迎えた精霊を送る行事として有名。お盆を夏季休暇とする企業も多く、この時期の交通機関は帰省や旅行に出かける人で混雑します。

※画像は五山の送り火の様子





盆踊り

お盆に行われる「盆踊り」は、先祖の霊を迎え送るための行事です。花火大会や他の夏祭りとセットで行われることが多く、提灯などの装飾を施した櫓の周囲を円を描くようにまわりながら踊る形式が一般的。三味線や太鼓、笛を使って奏でる民謡などにあわせ、浴衣を着て踊ります。旅行者が飛び入り参加できる場合もあるので、気になる方は一緒に踊ってみてはいかがでしょうか?
岐阜の「郡上おどり」は、夜通し踊る「徹夜おどり」で有名。列になり行進しながら踊る、徳島の「阿波おどり」は毎年多くの見物客が訪れる日本を代表する盆踊りです。





花火大会

夏の風物詩といえば、夜空を彩る打ち上げ花火。7〜8月にかけて、全国の至る所で「花火大会」が開催されます。他の夏祭りとセットで行われることが多いため、屋台の出店もたくさん出て賑わい、非常に混雑します。
有名なのは秋田の「全国花火競技大会(大曲の花火)」や、新潟の「長岡まつり大花火大会」。東京の「隅田川花火大会」など、大都市でも開催されます。
日本の花火は、球状に広がり、色とりどりに変化するのが特徴。大小さまざまな種類の花火が、多い場合で数万発打ち上げられるんですよ。





いかがでしたか?日本の夏を彩る風習はたくさん。文化を知って、より深く旅を楽しんでくださいね。



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