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知ればもっと美味しくなる!「日本茶」の魅力とは
日本人の生活に欠かせないもののひとつ、それが「日本茶」。その爽やかな味わいと健康効果への期待で、いまや世界的に注目を集めています。今回はそんな日本茶の魅力に迫ります。
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こんなにあるの?!日本茶の種類
日本国内で生産されている「日本茶」とは、ほとんどが「緑茶」のことを指します。緑茶とは、茶葉を摘み取った直後に発酵を止める「不発酵茶」の総称で、その種類は多種多様。栽培方法や摘採の時期などの違いで、呼び名や味わいの異なるさまざまなお茶になるのです。
煎茶
最も多く飲まれている代表的なお茶。茶葉の新芽を蒸して揉みながら乾燥させたもので、爽やかな香りとほどよい渋みが特徴です。
深蒸し煎茶
普通の煎茶よりも長い蒸し時間で仕上げたお茶。濃厚な味わいが特徴です。
玉露
新芽が開き始めた頃に、覆いをして日光を遮ることで、茶葉のコクと甘みを引き出したもの。その後の製法は煎茶と同様で、新芽の茶葉を蒸して揉みながら乾燥させます。渋味が少なく、豊富な旨味が特徴です。
抹茶
茶道でおなじみのお茶。「てん茶(新芽を蒸して乾燥させ、揉まずにつくるお茶)」を石臼で挽いて粉状にしたものです。
玄米茶
炒った玄米を煎茶などにブレンドしたお茶。香ばしい香りを楽しめます。
ほうじ茶
煎茶などを強火で茶色になるまで焙煎したお茶。香ばしい香りとすっきりとした軽い味が特徴です。
産地によって味わいも色々
日本ではさまざまな場所で茶葉が生産されています。中でも日本一のお茶の産地といえば静岡県。国全体の生産量の約4割を占めています。そのほか、鹿児島県や京都府などが有名です。茶摘時期や地区でも個性は異なりますが、大まかにいって下記のような特徴があります。
静岡県:煎茶・深蒸し煎茶が中心。濃厚な味わいと香りが特徴
鹿児島県:深蒸し煎茶が中心。味が濃く、香りはやや薄いのが特徴
京都府:煎茶を中心とした高級茶を生産。黄金に輝くような色とさっぱりとした上品な口あたりが特徴
健康に役立つ緑茶の成分
緑茶には健康に役立つ成分が多く含まれていると言われています。最も広く知られているのが、ポリフェノールの一種「カテキン」。緑茶の渋み成分であり、コレステロールの上昇抑制・脂肪の吸収をおだやかにするなどの効果で知られています。また、抗酸化・抗菌作用などにも期待が集まる成分です。そのほか、カフェインやアミノ酸(テアニン)、ビタミンも豊富に含まれています。
茶道文化
日本を代表する伝統文化といえば「茶道」。禅宗の精神に基づいたもので、主人がお客様を招いて抹茶を振る舞う、伝統的な「おもてなし」の儀式を指します。同時に、精神を修養し礼法を究めることでもあり、お茶を点てる際には、さまざまな作法に則って行う必要があります。
訪日観光客向けに茶道体験プログラムを開催しているお店があったり、京都の寺院などで抹茶を味わえるところもあるので、ぜひ一度挑戦してみてくださいね。
お茶のおいしいいれ方
日本茶の「おいしいいれ方」のコツ、それはそれぞれの茶葉に適した水と温度を意識すること。まず、水は微酸性の「軟水」がベストです。温度は、煎茶であれば70~80度、玉露は50度程度、玄米茶・ほうじ茶は100度の熱湯がおすすめ。1煎目の湯を残すと2煎目が渋くなるため、最後の1滴までしぼりきることもポイントです。
日本茶を飲みながら「ほっ」とひと息入れる時間は至福のとき。ぜひみなさんも日本を訪れた際には、のんびりとティータイムを楽しんでくださいね。
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