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知っておけばより充実した旅になる!東北の基礎知識
訪れる土地の特色を知っていれば、より充実した旅を楽しめますよね!そこで今回は、青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島の6県からなる東北についてをご紹介。知識を深めてより深く旅を満喫してくださいね!
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東北はこんなところ
歴史
東北は本州の東北部にある地域で、青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島の6県で構成されています。2011年に発生した東日本大震災の震源は東北から近い太平洋三陸沖。大きな揺れとともに津波による甚大な被害を受け、現在も復興への取り組みが続けられています。
近世の東北は陸奥と出羽の2つに区分され、その総称として奥羽と呼ばれていました。12世紀末より日本では長らく武家政権が続いていましたが、1868年の王政復古によって新政府が成立。東北は新政府軍とそれに対抗する諸藩軍との激しい戦いである戊辰戦争の舞台となりました。
気候
中央を縦断する奥羽山脈を境に、西側と東側で大きく気候が異なります。西側は冬に雪が多く、夏には晴天の日が多くなります。東側は梅雨や台風による夏期の雨が多いのが特徴。太平洋沿岸部に比べ、内陸部では朝と昼、夏と冬の気温差が大きくなります。また冬の寒さが厳しい東北では、宮城・福島の太平洋沿岸を除いて、ほぼ全域が豪雪地帯です。
気質
東北の人は、一般的に厳しい冬の寒さを堪え忍ぶような我慢強い人が多いと言われています。ただ、土地の歴史や地形の差から、地域によって特徴が異なります。例えば、寒さの厳しい青森県民は、辛抱強い働き者。頑固な人も多いです。一方、気候に恵まれている宮城県民は人当たりのいいのんびり屋。東北最大の都市・仙台を有しているため、プライドが高いという一面もあります。
方言
東北弁は、聞き取りにく理解しづらいものというイメージを持たれがちです。その大きな理由としてあげられるのがこの地方特有の「ズーズー弁」。「し(shi)」「す(su)」「ち(chi)」「つ(tsu)」「じ(ji)」「ず(zu)」の音の区別がつかない、「い(i)」「え(e)」の区別が曖昧、濁音や鼻濁音が多いのが特徴です。
交通アクセスガイド
東北までのアクセス
国内からのアクセスは、新幹線と飛行機の2通り。新幹線東京駅からなら最も遠い新青森駅まで約3時間、仙台駅までは1時間半ほどで到着。飛行機なら1時間前後です。名古屋や大阪などからは、飛行機で行くのがおすすめ。国際線は、アジア圏からの直行便が仙台国際空港など一部の空港に就航しています。
東北での交通手段
中〜短距離を移動するにはJR線が基本。エリアごとにお得なきっぷも用意されているので事前にチェックしてみてくださいね。また、ローカル列車に乗ってのんびり車窓を楽しむのも素敵。景色の素晴らしいJR五能線の「リゾートしらかみ」や、津軽鉄道の「ストーブ列車」、三陸鉄道の「こたつ列車」(車両内にストーブやこたつ(テーブルとヒーターが一体化した暖房器具)を配置した列車)など、ユニークな企画列車を運行している路線もあります。尚、距離の離れた都市間を移動する場合は新幹線が便利です。
代表的な観光スポット
自然豊かな東北には、絶景が楽しめる景勝地がたくさん。例えば、東北屈指の渓流美が楽しめる「奥入瀬渓流(青森)」や、ブナの原生林が広がる「白神山地(秋田)」、青や緑の神秘的な水面を湛えた「五色沼(福島)」。いくつもの島々が湾に浮かぶ風情ある風景が広がる「松島(宮城)」もおすすめです。また、黄金色に輝くお堂で有名な「中尊寺(岩手)」や、山岳信仰で知られる羽黒山の荘厳な「五重塔(山形)」など、歴史を感じるスポットも多数。
食べておきたい名物グルメ
ぜひ食べておきたい地元の特産品や郷土料理もたくさんあります。青森名物は大きなホタテ貝の殻に、だし汁と味噌、とき卵を加えて焼いた「貝焼き味噌」。岩手では、独特の食べ方がおもしろい「わんこそば」に挑戦してみては?ご飯をすりつぶし串につけて管状に焼いた秋田の「きりたんぽ」、つぶした枝豆をあんにした鮮やかな緑がキレイな宮城の「ずんだ餅」などの郷土料理もおすすめ。福島では全国的に有名な「喜多方ラーメン」を味わってみては?山形のブランド牛「米沢牛」や名産の「さくらんぼ」も必食です。
お土産にはコレがおすすめ
最後に、お土産にぴったりの伝統工芸品や民芸品をご紹介。青森では幾何学的模様の刺繍が特徴の「こぎん刺し」、秋田では薄く削った杉材を使った木の容器「曲げわっぱ」が有名。岩手や山形には「南部鉄器」「山形鋳物」と呼ばれる鋳物、宮城には木目の美しさをいかした「鳴子漆器」があります。福島の「起き上がり小法師」は縁起物として知られる郷土玩具。また東北全土にはキュートな「こけし」という木製人形が。地域ごとに形や模様が異なるので、好みのタイプを見つけてみては?
いかがでしたか?この記事で東北についての知識を深めたら、旅のプランを練ってみてくださいね。実際に訪れてその土地の歴史や文化を肌で感じれば、また新たな発見に出会えるはずです。
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