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近代日本のレトロな雰囲気が楽しめる!大阪の名建築5選
大阪と聞けば、繁華街の派手なネオンや看板などをイメージする方が多いですよね。でも実は、街には近代の名建築もたくさん残っているんです。今回はそのなかから特におすすめのスポットを5つご紹介します。
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1. 大阪市中央公会堂
まずご紹介するのは、大阪の街の中心部にある「大阪市中央公会堂」。2つの川に挟まれた中之島で、水の青と木々の緑に囲まれたネオルネッサンス様式の建物です。1918年に竣工して以来、オペラのコンサートや著名人の講演会などが数多く開催され、大阪の文化・芸術の発展に貢献。2002年には国の重要文化財に指定されました。館内で自由に見学できるのは、地下1階の「自由見学エリア」と、創建からの歴史を物語る資料が見学できる展示室。事前に予約しておけば、ガイドツアー(500円〜)に参加することも可能です。
2. 大阪府立中之島図書館と水晶橋
こちらも中之島にあるスポット。「大阪府立中之島図書館」は、1904年に建てられたもの。外観はルネッサンス様式、内部はバロック様式を基本として設計された、格調高い建築です。ギリシャ神殿を連想させるような正面玄関や、まるで西洋の教会を思わせるドーム状の中央ホールなど、見どころ満載。建物の一部は、国の重要文化財に指定されています。
図書館の目の前を流れる堂島川に架けられた「水晶橋」もあわせて見学するのがおすすめ。本体のアーチの上に9つの小さなアーチが施された、重厚さの中に軽やかさを感じさせる意匠が特徴です。
3. 日本銀行大阪支店旧館
大阪の中心部を南北に走る御堂筋に面して建つのが「日本銀行大阪支店旧館」。1903年に建設されたレンガと石造りの近代洋風建築です。設計は、東京駅丸の内駅舎や大阪市中央公会堂を手掛けた辰野金吾らによるもの。美しいドーム型の屋根を中央に配し、その両脇に三角屋根を組み合わせた形状は、ベルギー国立銀行をモデルに設計したといわれています。見どころは、青銅板に緑青がかかった屋根や、重厚な装飾がほどこされたバロック調の玄関ポーチなど。予約をすれば内部の見学も可能です。
4. 日本基督教団浪花教会
オフィス街・北浜の一角にあるプロテスタントの教会。現在の建物はキリスト教の伝道や、教育、出版、医療などの社会貢献活動を続けたアメリカ人建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの指導によって、1930年に建てられました。その特徴は、ゴシック調の尖塔アーチ窓と、黄色や緑色の色ガラス。モダンな設計の礼拝堂内部には、ステンドグラスを透過するやわらかな光にあふれています。
5. 旧大阪教育生命保険ビル
最後にご紹介するのは、1912年に竣工された「旧大阪教育生命保険ビル」。日本基督教団浪花教会の隣に建つ建物で、現在は結婚式場として使用されています。設計は、大阪市中央公会堂や日本銀行大阪支店旧館も手がけた辰野金吾によるもの。赤レンガや花崗岩などで構成される赤と白のコントラストが印象的な洋風建築です。屋根に施されたドーマー窓や煙突、円筒形の玄関のステンドグラスや装飾などにも注目してくださいね。
いかがでしたか?これらの建物が位置する場所の周辺には、このほかにもレトロな近代建築がたくさん。散歩しながら見て回るのがおすすめですよ。
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