- 熊本
- 豆知識
自然の恵みたっぷり!熊本で食べるべき郷土料理5選
東側に山、西側に海がある「熊本県」は国内トップクラスの農業県で、美味しい郷土料理も盛りだくさん。今回の記事では、熊本を訪れた際にぜひとも食べたい5つの郷土料理をご紹介したいと思います。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれている場合があります。アフィリエイトリンクを経由して購入された場合、あなたからの追加費用なしで私たちはコミッションを得る可能性があります。
1. からし蓮根
まずは、主にお酒のおつまみとして熊本県内で広く親しまれている「からし蓮根」をご紹介します。麦みそに和からしを混ぜた「からしみそ」を蓮根の穴に詰め、天然色素で着色した黄色い衣を付けて油でカラリと揚げたもの。シャキシャキとした食感とツンと鼻に抜ける辛さが、日本酒・焼酎・ビールなどのお酒と相性抜群です。
元は、江戸時代(1603〜1867年)、病弱だった初代・熊本藩主への滋養強壮食として考案されたもの。熊本県は全国有数の蓮根の産地であるため、県内の契約農家のものを使用する店が多く、なかには自ら栽培を行っている専門店もあります。一度食べたらやみつきになりそうな辛さ、ぜひ挑戦してみてくださいね。
2. 馬刺し
馬肉の消費量および生産量が全国でも群を抜いている「馬肉王国」である、熊本。焼肉やしゃぶしゃぶ、燻製に鍋など、様々な調理法で食べますが、特に有名なのが新鮮な馬肉を刺身で食べる「馬刺し」です。刻んだネギやおろしにんにく、おろししょうがなどの薬味をつけて食べます。使う部位は様々で、バラ肉の極上部分のトロ、赤身の霜降り、ロースなどが一般的。焼酎にぴったりで、力の湧いてくる栄養豊富な一品です。
3. 熊本ラーメン
訪日観光客にも人気の高い日本の「ラーメン」。熊本にも美味しいご当地ラーメンがあります。スープは豚骨をベースに鶏ガラをブレンドした濃厚なもの。麺は中太ストレート麺を硬めに茹で上げ、強いコシを出しているのが特徴です。また、具材は茹で玉子・チャーシュー・メンマ・ネギ・もやし・キクラゲ・海苔など。揚げニンニクを入れた「マー油」などを入れることもあります。豚骨のアクが強い「博多ラーメン」などに比べるとまろやかな味わいなうえ、スープを当日に使い切って継ぎ足しをしないので、豚骨特有のにおいが控えめなのも特徴です。
4. 高森田楽
続いては、阿蘇・高森地区に伝わる郷土料理「高森田楽」をご紹介します。鎌倉時代(1185〜1333年)から続く伝統料理で、「囲炉裏(※1)」を囲みながら、胡麻味噌を塗った豆腐や川魚、季節の山菜などを炭火でじっくり焼いたものです。熱々の焼きたては香ばしく、滋味溢れる味わい。通常は美味しいご飯や、熊本名物「だご汁(※2)」と一緒に食べることの多い料理です。
※1:床の一部を四角に切り抜いて火をたけるようにした場所。暖房・煮炊きに用いる
※2:小麦粉を練ってちぎった平らな団子を入れた汁物。阿蘇地方では、豚肉・しいたけ・根菜などの具材を入れた味噌仕立てのものが多い
5. ひともじのぐるぐる
最後も熊本を代表する有名な郷土料理のひとつ「ひともじのぐるぐる」をご紹介します。ワケギをさっと茹でて氷水にくぐらせ、根元を軸に葉の部分をぐるぐると巻きつけたもの。酢味噌につけて食べます。シャキッとした心地よい食感と、さっぱりとした味わいで、お酒にぴったりの一品です。
いかがでしたか?今回ご紹介した料理は、熊本県内の専門店や和食店、居酒屋のメニューなどで展開されていることが多いです。熊本旅行の際には、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
この記事に掲載されている情報は、公開時点のものです。