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歴史と文化を感じよう!大阪で必見の文化財5選
大阪は関西一の大都市であり、グルメやショッピングなどで有名な観光地です。しかし実は史跡や文化財も数多く存在。そこで今回は、見ごたえのある大阪の文化財を5つご紹介します!
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1. 泉布観
「泉布観」は1871年、造幣寮(現在の大阪造幣局)の応接所として建てられた洋館です。天皇の宿泊施設としても利用された格式高い建物であり、国指定重要文化財。2階建の総レンガ造りで、外壁は白い漆喰で美しく塗られています。正面と両側面に吹き放ちの廊下を巡らせているのが特徴。室内には外国製暖炉やシャンデリア、ガス灯照明器具などの装飾が施され、当時の趣を現代に伝えています。
※館内の一般公開は、例年3月の3日間程度です。
2. 富田林寺内町
大阪府内で唯一の重要伝統的建造物群保存地区。1558年創建の「興正寺別院」を中心に、整然と区画された宗教自治都市として誕生。時代が下るにつれ商売の町として発展してきました。現在は600軒ほどの町家があり、そのうち約250軒が伝統的な民家のまま。まるでタイムスリップしたかのような歴史的情緒が感じられます。特に風格のある重厚な商家には、往時の繁栄が偲ばれますよ。このスポットを訪れるなら、「じないまち交流館」に足を運ぶのがおすすめ。寺内町の歴史や文化について詳しく知ることができます。
3. 旧杉山家住宅
富田林寺内町内に位置する「杉山家」の旧住宅。杉山家は造り酒屋として栄えた大商家で、町の造営の中心的存在でした。寺内町最古・最大を誇る広大な屋敷には、かつて土蔵や酒蔵などが十数軒も立ち並び、最盛期には70人もの使用人がいたとされています。現在は国の重要文化財にも指定されており、家屋内を一般公開。貴重な襖絵などが非常に良好な状態で現存しており、当時の商家の雰囲気を味わえますよ。
入館料:大人400円、15歳以下200円
4. 適塾
緒方洪庵(1810-1863年)を中心として開かれていた私塾。もともと医学を教える場でしたが、やがて蘭学塾に発展。オランダ経由でもたらされる当時最先端の知識が、塾生たちの興味を引いたためです。この塾からは多くの志士たちが羽ばたきました。たとえば、日本の1万円紙幣にも描かれている福沢諭吉もその一人です。
適塾の建物はこの地域の町家の建築様式を現代に伝える貴重なもの。国の重要文化財に指定されています。屋内には洪庵のいた当時の様子が復元されていて、一般見学可能です。
料金:一般260円、大学生・高校生140円、中学生以下無料
5. 片埜神社
「片埜(かたの)神社」は、枚方市に位置する神社。1583年に武将・豊臣秀吉(1536-1598年)によって、彼の居城・大坂城の鬼門(不吉とされる東北の方角)鎮護の役目を与えられて以来、霊験あらたかな社として知られています。本殿は1602年造営の古い建造物。桧皮葺で朱漆塗、そして三間社流造という建築様式を特徴としています。当時の建築の粋を表現した建造物として高く評価されていて、国の重要文化財にも指定されています。
いかがだったでしょうか。今回は一般的な大阪のイメージとは異なるスポットをご紹介しました。ぜひ実際に足を運んで、大坂の新たな一面を発見してくださいね。
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