これさえ知っておけば安心!日本の両替所の基礎知識

日本のお金の種類

日本の通貨は「日本円」で、単位は「円」です。現在一般に流通している貨幣は、1,000円、2,000円、5,000円、10,000円の4種類の紙幣と、1円、5円、10円、50円、100円、500円の6種類の硬貨。5円以外の貨幣には、それぞれ対応するアラビア数字が書かれています。5円と50円は、真ん中に穴が開いているのが特徴。2,000円札は流通量が少なく、旅行中に見かけることはないかもしれません。

為替レートについて

為替レートとは、外国為替市場において通貨を売買する際の交換比率のこと。現在の日本円への為替レートは以下の通りです(2019年2月28日現在)。

米国ドル:1ドル→110.69円
中国人民元:1元→16.56円
台湾ドル:1ドル→3.59円
香港ドル:1ドル→14.10円
韓国ウォン:1ウォン→0.10円

両替する際には、この市場のレートに、店ごとに設定された両替手数料がかかります。そのため同じ100ドルでもA店では11,034円、B店では10,890円など、お店によって金額は様々。安く済ませたいなら、後でご紹介する金券ショップを利用するのがオススメです。

両替の手順

両替所を訪れたら、まず「両替(為替)レート表」をチェックし、窓口で両替を依頼。両替する外貨の種類や金額などを「外貨両替依頼書」に記入する方式が一般的です。なお硬貨は両替できない場合が多いのでご注意ください。
手続きを済ませたら、その場で金額が合っているか確認するのを忘れずに。またレシートは大切に保管しておきましょう。

日本で両替ができる主な場所

日本では、各地の国際空港はもちろん、様々な場所で外貨両替をすることができます。急に現金が必要になった時のために、主要な両替場所を覚えておきましょう!

銀行・郵便局

街中で最もスタンダードな両替場所は銀行と郵便局です。どちらも信頼性が高く、安心して両替ができます。ただし銀行は3:00 pm、郵便局は5:00 pmごろに営業終了、土・日・祝日は休業している場合が多いのでご注意ください。また両替は全店舗で対応しているわけではなく、大都市の大型店舗などでのみ可能です。

金券ショップ

「金券ショップ」とは、金券や乗車券などを取り扱うディスカウントショップのことです。たいていの店舗では外貨両替サービスも行っていて、銀行よりも営業時間が長く、比較的レートが良いのが特徴。全国200店舗以上存在する「大黒屋」のほか、「アクセスチケット」や「甲南チケット」が有名です。

トラベレックスジャパン

世界最大級の外貨両替専門店「トラベレックス」。取り扱っている通貨は、米ドルや台湾ドル、中国人民元、韓国ウォンなど30種類以上。駅構内やオフィス街、観光地、商業施設を中心に、全国に80店舗以上あります。

ファミリーマートの自動外貨両替機

近年日本では、自動外貨両替機を備えたスポットが増えています。例えば大手コンビニ「ファミリーマート」の両替機。主要13通貨に対応していて、24時間いつでも利用できます。4カ国語(英語、中国語、韓国語、日本語)対応のディスプレイ表示とガイドフォン・サポートがあるので、日本語がわからなくても安心。現在、浅草雷門前店など一部店舗にしか設置されていませんが、対応店舗はこれから増加予定です。

コンビニでの海外キャッシング

急に現金が必要になった場合は、キャッシングするのも一つの手です。大手コンビニ「セブン-イレブン」のATMでは、海外発行のクレジットカードで日本円を出金可能。英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語など多言語に対応していて、365日、ほぼ24時間利用できます。そのほかのコンビニだとファミリーマートやローソンなどに置かれているATMでも、海外のカードでキャッシング可能(一部店舗のみ)。

※対象カードは、公式ホームページをご覧ください

日本で使えるクレジットカード

日本を観光する際に現金は必須ですが、もちろんカード決済可能なお店もたくさんあります。国内でメジャーな国際ブランドは、VISAとマスターカード、JCB。国内のJCB加盟店では、ディスカバーカードも利用できます。アメリカン･エキスプレスとダイナースクラブを使えるお店は多くありませんが、高級品店などで使用可能。銀聯カードは、近年加盟店が増加していて、大手の百貨店、家電店、量販店で使える場合が多いです。

いかがでしたか?日本を訪れる際は、十分な現金を用意して、スムーズな観光を楽しんでくださいね。