【聖地巡礼】再現度がすごすぎてヤバイ!人気ゲーム「すばらしきこのせかい」の舞台＜東京・渋谷篇＞

「すばらしきこのせかい」とは

「すばらしきこのせかい」(略して「すばせか」)は、日本のみならず、世界中でプレイされている大人気ゲーム。
主人公の少年・ネクが死神に課される様々なミッションに挑んでいくアクションRPGで、ゲームの舞台は東京・渋谷。ニンテンドーDS用ソフトが発売された2007年頃の渋谷の街並みがほぼ忠実に再現されていて、「109」が「104」、「パルコ」が「モルコ」と、名所や建物の名前が少しずつ変わっているのも面白い要素のひとつです。
ネクのパートナーとなるシキや、助言を与えてくれるカフェのマスター・ハネコマなど、個性的なキャラクターも数多く登場。
2018年9月には新規シナリオが追加されたNintendo Switch版も発売され、再び注目を集めています。

ここから始まった!「ハチ公像」

ゲームの冒頭、主人公・ネクがパートナーと契約を交わす重要な場面の舞台となったハチ公像。スクランブル交差点近くにある広場で、渋谷の街を見守り続けてきた渋谷のシンボルです。ハチ公像は、秋田犬のハチが、主人が病気で亡くなったあとも約10年にわたって毎日渋谷駅まで通って帰りを待ち続けていたことから、忠義の象徴として建てられました。今は待ち合わせ場所として有名。すぐ横にはゲームでは「SHIBUKYU」として登場する東急百貨店のエントランスもありますよ。

奥に行きたくなる?!「渋谷川」

ゲームではラストダンジョンへの入り口として登場する渋谷川があるのは、JR渋谷駅南口からほど近く。
2018年9月、渋谷川沿いに大規模複合施設「渋谷ストリーム」が誕生し、川沿いの景観は様変わりしましたが、ラストダンジョンへと続く暗渠(あんきょ・地下にもうけられたり蓋をされたりしている水路)の入り口は「稲荷橋(いなりばし)」の足元にいまもしっかり残っています。写真を撮るなら、稲荷橋の先に架かる「金王橋」の上がおすすめ。
かつてはどぶ川のイメージの強かった渋谷川ですが、再生水を利用した水流が復活し、護岸には人工の滝が流れる洗練された水景に。にぎやかでおしゃれな飲食店も数を多く立ち並んでいるので、食事も楽しめますよ。

あのキャラに初めて会った場所!宇田川町の壁グラ

グラフィティ好きのネクが度々訪れ、人気キャラの死神・南師(みなみもと)と初めて出会うことにもなる宇田川町の「壁グラ」。ファンの間では聖地中の聖地として崇められる記念碑的な場所です。
ゆるやかにのぼるスロープの壁一面に施されたストリートアートを一目見れば、ゲームの中でこの場所がいかに忠実に再現されていたかが実感できるはず。もちろんアートとしても見応え充分です。
JR渋谷駅のハチ公口から徒歩10分ほど。道中には、宇田川町裏路地の階段などもあるので、ゲームの世界と照らし合わせながら歩いてみてくださいね。

「ワイルドキャット」があったキャットストリート

ハネコマがマスターを務めるカフェ「ワイルドキャット」のあるキャットストリート。ワイルドキャットのモデルになった建物や、ゲームに登場するY字路がそのままの姿で存在します。
キャットストリートは渋谷と原宿を結ぶ約1kmの遊歩道。個性的な古着屋やブランド、カフェ、最新のフードスタンドなどがそろい、流行に敏感な若者たちが集まる文化の発信地です。ゲームの風景を探しながら、人気のタピオカドリンクやテイクアウトフードの食べ飲み歩きも楽しめますよ。

「千鳥足会館」?!ちとせ会館

ストーリーが展開する場面にたびたび登場する「千鳥足会館」。実際の名前は「ちとせ会館」です。飲食店や居酒屋、マンガ喫茶など多種多様なお店が入った8階建ての雑居ビルで、低価格のお店が多いため、学生やサラリーマンに人気。人通りの多い井の頭通りとスペイン坂に面していることもあり、渋谷でも随一のにぎわいを見せます。
千鳥足とは酔っぱらった人のおぼつかない足どりのこと。聖地巡礼の締めくくりにちとせ会館の居酒屋に立ち寄るのは一興ですが、「千鳥足」になるまで飲み過ぎないように注意してくださいね。

いかがでしたか。再開発でガラッと姿を変えつつある渋谷。「すばせか」に登場する風景が見られるのはもしかすると今だけかも!?ぜひ聖地を巡ってゲームの世界をよりリアルに体感してくださいね。