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《海外では不思議?》日本人の夏の過ごし方
蒸し暑く、酷暑になる日も多い日本の夏。暑さを満喫したり、風流な行事で清涼感を味わったり、日本ではさまざまな方法で夏を楽しんでいます。今回は、そんな日本ならではの夏の過ごし方をご紹介します。
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スイカ割りや流しそうめん、怪談話を楽しむ
日本の夏の風物詩の中で、体験して楽しめる代表的なものを3つご紹介!
スイカ割り
夏祭りや海水浴場などで行われる「スイカ割り」。目隠しをした人が周囲の指示する声だけを頼りに、地面に置かれたすいかを棒でたたき割る遊びです。最後に割ったスイカを分け合って食べるのも醍醐味。
流しそうめん
縦半分に割った竹を滑り台にして、流水に乗って流れてくるそうめん(小麦粉で作った極細の麺)を箸ですくいながら食べます。レジャー施設などで期間限定で実施されることが多く、さっぱりとした味わいと、流水の涼やかな音が暑さを忘れさせてくれます。
怪談話を楽しむ
背筋の凍るような恐ろしい怪談話を語り合う日本の風習は、死者の魂が帰ってくる夏に、無縁仏や怨霊を鎮めるために行われた芸能が形をかえて引き継がれたものとされています。夏の夕べにろうそくの灯りを囲んで興じれば、自然とひんやりとした気分に!
夏の味覚を堪能する
夏の暑さを吹き飛ばしてくれる日本の夏の味覚のうち、代表的な2つをご紹介します。
かき氷
削った氷にシロップをかけて味わう「かき氷」は、カラフルなシロップをかけた定番のものから、生のフルーツや抹茶、あずきなどをのせたものまで多種多様。天然氷を使ったお店も増えており、東京にも人気店が多数あります。
うなぎ
日本では江戸時代から、夏場の「土用の丑(うし)の日(季節の変わり目の昔の暦で丑にあたる日)」にうなぎを食べるのが定番。ビタミン豊富なうなぎは疲労回復効果があり、夏バテ解消に最適です。開いたうなぎをタレにつけて焼いた「蒲焼」は、香ばしい香りとうなぎのふかふかとした食感が病みつきに。
夏祭りに参加する
疫病が流行しやすい夏場に、災厄をもたらす悪霊を鎮めるために行われた神事に基づくとされるものが多い日本の夏祭り。京都の「祇園祭」が代表的で、神様が乗った御神輿(おみこし)をかついで町中を練り歩く一大行事です。ほかにも、「ねぶた」と呼ばれる巨大な灯籠が見物の青森の「ねぶた祭」や、400年の歴史をもつ伝統的な踊りが見られる徳島の「阿波おどり」など、それぞれに特色ある夏祭りが全国各地で催されます。
祇園祭
阿波おどり
日本ならではの夏のグッズを楽しむ
夏を快適に過ごすのに欠かせない日本ならではのグッズも要チェック。日本が誇る発明品「蚊取り線香」は、夏場の天敵・蚊を退治してくれる機能もさることながら、うずまき形で見た目もかわいらしい便利グッズ。軒先に吊るし風が奏でる涼やかな音色を楽しむ「風鈴」や、手であおいで風を起こす「うちわ」や「扇子」は、伝統的な図柄からおしゃれで洗練されたものまで豊富なデザインが魅力です。スイカをモチーフにしたデザインのグッズもたくさん登場するので注目してみて!
蚊取り線香
風鈴
ビアガーデンでビールを飲む!
屋外で汗をかきながら、キーンと冷えたビールをごくごく飲むのも夏の楽しみのひとつ。日本のビアガーデンは、戦後にデパートの屋上にオープンしたことを皮切りに人気を集め、今では公園内や観光地などでも楽しめる場所が増えています。国内最大級で歴史も古い北海道の「さっぽろ大通ビアガーデン」や、東京の明治神宮外苑にオープンする、自然の中でビールを楽しめる「森のビアガーデン」などが有名。
いかがでしたか。夏に日本を訪れたらぜひ、日本でしかできない夏の過ごし方を満喫してくださいね。
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