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実はヘルシーで栄養満点!「こんにゃく」のおいしいレシピ3選
日本の伝統的な食材、「こんにゃく」を知っていますか?世界的なヘルシーブームのなか話題になっているといいますから、食べたことがある方もいるでしょう。こんにゃくがヘルシーフードと言われるのは、豊富な食物繊維を含むから。でも、プルプルとした不思議な食感や独特なにおいが苦手という方がいるかもしれません。そこで、和食材「こんにゃく」を、おいしく食べられる特別なレシピを3種紹介しましょう。
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知っていますか?注目の超ヘルシーな日本食材「こんにゃく」
そもそも、こんにゃくが何からつくられるか、知っていますか。実は、イモの一種が原材料なんです。
原材料となるコンニャクイモは、サトイモの仲間。もともとはミャンマーやマレーシアなどの東南アジアが原産国だとされます。食用とされたのも古く、日本では6世紀頃に中国から日本に伝わってきたのではないかといわれています。
ところが、生のコンニャクイモはそのまま食べると不快な苦みが強く、焼いたりゆでたりしても食べられません。そこで、苦みの物質を取り除くことが必要になり、そうした処理をしたうえで固めるため、イモの面影はなくなってしまうのです。
苦みを取り除くため、昔は草木の灰が使われていましたが、現在は水酸化カルシウムや炭酸ナトリウムが使われます(人体に害はありませんので、安心してください)。このような手間をかけて、土の中から掘り出されたコンニャクイモが、プルプルとした独特の食感で、豊富な食物繊維を含む健康食品「こんにゃく」へと生まれ変わるのです。最初につくった人は、どのようにして思いついたのでしょうね。
女性には特におすすめ!こんにゃくは食物繊維がたっぷり⁉
こんにゃくの主成分は、コンニャクイモに含まれるグルコマンナン(コンニャクマンナン)という食物繊維です。乾燥重量でこんにゃくの約40%を占めています。このため、日本では以前から低カロリーで食物繊維が豊富なダイエット食品とされています。
実際、グルコマンナンは人間の消化酵素で消化することができないため、そのまま大腸に届いて、排便を促してくれます。また、カロリーも低く、胃の中で水を吸収して何十倍にも膨れるため、満腹感も得られます。ただし、逆にいうと、消化が悪いため小さなお子さんや高齢者、胃腸の悪い人は注意が必要です。
こうした特徴を持つこんにゃくを上手に食事に取り入れ、健康やダイエットに役立てようと、日本ではさまざまなこんにゃく料理が考案されています。
ダイエット中の方はもちろん、こんにゃくをさらにおいしく食べたいという方のために厳選レシピ3選をご紹介します。
簡単!日本の家庭料理をお手軽に再現「ピリ辛こんにゃく」のレシピ
材料(2人分)
・こんにゃく 350~400g
・ごま油 大さじ1杯
・(A)しょうゆ 大さじ1杯
・(A)砂糖 大さじ1杯
・(A)みりん 大さじ1杯
・(A)鷹の爪(小口切り)お好みで
作り方
1.こんにゃくを一口大に手でちぎり、熱湯で5分ほど下茹でして臭みを抜く。
2.フライパンで1を、水分が飛んでキュッキュッと音がするまで乾煎りする。
3.(A)を加えて全体に絡め、焦がさないように煮詰める。
4.全体に味が馴染み、水気がなくなるくらいまで煮詰まったら完成。お好みで大根の葉を塩水に漬けたものなどを添えると、彩りがよくなります。
ヘルシーなのに大満足!こんにゃくを使った唐揚げ「閻魔揚げ」のレシピ
材料(2人分)
・こんにゃく 200g程度
・鶏むね肉 300g程度
・(A)おろししょうが 小さじ1杯
・(A)おろしにんにく 小さじ1杯
・(A)酒 大さじ1杯
・(A)ごま油 小さじ1杯
・小麦粉 大さじ3
・片栗粉 大さじ2
作り方
1.こんにゃくを薄くスライスし、下茹でする。
2.鶏むね肉を、一口大にカットする。
3.ポリ袋などに(A)を入れ、カットした鶏むね肉を40分ほど漬ける。
4.スライスしたこんにゃくを3にまきつけたら小麦粉をまぶし、その上から片栗粉をまぶす。
5.鍋で油(分量外)を熱し、160~170℃程度で4を3分程度揚げる。
6.網を敷いたバットなどに5をあげ、油を切る。
7.油が切れたら、180℃まで温度を上げた油で1分ほど揚げ、二度揚げしたら完成。
まるで焼肉⁉焼肉のタレを使った簡単料理「焼肉こんにゃく」のレシピ
材料(2人分)
・こんにゃく 200g程度
・(A)紹興酒 大さじ1杯
・(A)五香粉 1g
・(A)オイスターソース 小さじ1杯
・(A)しょうゆ 小さじ1杯
・(A)砂糖 小さじ2杯
・(A)鷹の爪(小口切り)お好みで
・片栗粉 大さじ1杯
作り方
1.こんにゃくを5mm幅にカットし、下茹でする。
2.フライパンで1を乾煎りして、水分を飛ばす。
3.(A)を2に加えて煮詰める。
4.3に片栗粉をまぶし、170~180℃の油(分量外)でサクッとするまで揚げたら完成。
こんにゃくは、アジア以外ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、癖のない使いやすさとヘルシーさは、まさに世界レベル。もし、アジアンマーケットなどでこんにゃくを見かけたら、ぜひとも手に取ってご紹介したレシピをお試しください。きっとあなたも、こんにゃくの魅力に魅せられるに違いありません。
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