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8/26更新【新型コロナウイルス最新情報】日本の対策や熱中症対策、新たな取り組みなど

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスCOVID-19。感染拡大の影響で日本の経済も大打撃を受けましたが、今回はそのような困難な状況の中で始まった新たな取り組みや、猛暑を乗り切るための対策などについてご紹介いたします。

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新型コロナ日本の最新情報

日本で初めて新型コロナウイルス感染症の症例が確認されたのは、2020年1月16日のことです。その後2月ごろから感染者数が増加しはじめました。

感染者の増加に伴い、政府は外出自粛やマスクの着用、大規模なイベントの延期や中止、全国すべての小中学校、高校などに臨時休校を要請するなど様々な対策を講じましたが、4月3日には国内の感染者数が3,000名を超え、4月7日には東京都・大阪府を含む7都府県に対し緊急事態宣言が発令されました。続く16日には全国に拡大された緊急事態宣言ですが、5月14日には全国39県で緊急事態宣言が解除されました。およそ7週間に及んだ緊急事態宣言は、5月25日ようやく全面解除となりました。解除後は、段階的に外出自粛や、施設使用制限等が緩和される見通しですが、政府は、国民に対して当面の間、外出を控えたり、人との距離を取るなど感染拡大防止のための取り組みを続けるように注意喚起しています。
政府及び都道府県は今後も感染の状況等を継続的に監視し、再び感染が拡大する場合に備え、医療体制や検査機能の強化、感染拡大の防止と社会経済活動の維持の両立のための体制を整えていく方針です。





2020年8月18日現在日本での感染者数は57,777名、死者1,135名(クルーズ船乗客者は除く)となっています。
現在121の国及び地域が日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっています。また、93の国と地域では入国後に行動制限措置が取られています。また、現在日本では146カ国・地域を入国拒否対象としています。
※2020年8月18日の情報をもとに記事を作成しています。





コロナの影響で生まれた新たな取り組み

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、不要不急の外出や県をまたいでの移動の自粛が呼び掛けられると、タクシーを始めとした公共交通機関の利用やホテルやカラオケ店の利用などが激減し、日本の経済にも大きな影響を与えました。
しかし、そのような状況下でも様々な取り組みが新たに始まりました。

例えば、電子通信機器の製造販売を行うシャープや自動車メーカーのトヨタなどがマスクの生産に乗り出したり、タクシー会社が外出を控える消費者に代わり、食料や日用品を購入し、自宅まで届ける買い物代行や、飲食店からの料理の配送を請け負ったりするというサービスも始まりました。
また、北海道の北斗市では75歳以上の後期高齢者にタクシー初乗りが無料になるタクシー券を1世帯につき10枚配布したり、栃木県宇都宮市でも買い物や飲食で外出する際にタクシーを利用する場合、初乗り料金740円が無料となるサービスを行っています(8月末まで)。





新型コロナウイルス感染のリスクが高い場所として、利用を控えることが推奨されたカラオケ店では、個室をテレワーク用のオフィスとして提供するサービスも始まりました。現在多くの企業が新型コロナ対策として在宅勤務を推奨していますが、小さな子供がいて自宅で集中できなかったり、Wi-fi環境が整っていないため自宅での作業が難しい人にとっては嬉しいサービスですね。
また、観光客の減少により需要が減ったホテルでも、客室をテレワーク利用のために提供するところが出てきました。
東京都も、2020年6月11日にテレワークに対応しているホテルを紹介するWebサイトHOTEL WORK TOKYO(日本語のみ)を開設し、都内事業者のテレワーク推進と自宅でのテレワークが困難な社員のために情報提供を行っています。

感染予防と熱中症について

新型コロナウイルス感染予防のため、こまめな手洗いや、人との距離を取ること、マスクの着用などが推奨されていますが、マスクを着用しているとマスクの内側に熱がこもり、口元の温度はマスクをしていない時に比べ3度ほど高くなり、呼吸もしづらくなるため、心拍数や呼吸数が通常より1割ほど多くなります。そこに気温の上昇が加わると熱中症のリスクも高まると言われています。





そこで、新型コロナ感染のリスクを避けながら熱中症を予防するためには以下の点に注意して行動するようにしましょう。

1. 暑さを避けましょう
・エアコンを使用する。その場合、エアコン運転中でも窓を開けたり、換気扇を回したりしてこまめに室内の換気をする。
・少しでも体調が悪いと思ったら無理はせず、速やかに涼しい場所に移動する。屋外の場合は、日陰や風通しのよい場所に移動する。
2. 適宜マスクを外しましょう
・屋外で人と十分な距離 (少なくとも2m以上) が確保できる場合にはマスクをはずすようにする。
・マスク着用の際は負荷のかかる作業や運動は避け、周囲の人と十分な距離をとった上で適宜マスクを外し休憩する。





3. こまめに水分補給をする
・のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がける (目安は1日1.2リットル)。
・大量に汗をかいた時は塩分補給もする。
4. 日頃から健康管理をしましょう
・毎日決まった時間に体温測定、健康チェックをする。
・体調が悪いと感じたら無理はせず、自宅で静養する。
5. 暑さに備えた体づくりをしましょう
・暑くなり始めた時期から無理のない範囲で適度な運動 (やや暑い環境でややきついと感じる強度の運動を毎日30分程度) を行う。

日頃からしっかりと体調管理を行っていれば、体調の変化にもすぐに気づき、熱中症を予防することができます。

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3密(3つの密)とは

厚生労働省は2020年3月28日に「3つの密を避けましょう」を公表しました。
3密(3つの密)とは、新型コロナウイルスの集団感染が起こりやすい3つの要素「密閉・密集・密接」の総称で、集団感染および感染拡大を防止するために、避けるべき場所のことです。具体的には以下の3つになります。
・換気の悪い密閉空間
・多数が集まる密集空間
・間近で会話や発声をする密接場面

政府はクラスターの発生確率が高くなる「3密」と、それを避けるための工夫や対策を行うように注意喚起するとともに、この3密に該当する場所として、ライブハウス、カラオケ店、ナイトクラブなどを挙げ、これらの施設の利用を当面の間控えることも呼びかけました。
3密を避けること、手洗いうがいの徹底、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを保つことなど、ちょっとしたことですが、一人一人が意識し、感染予防に努めること、その積み重ねが大切な人たちを感染から守ることにつながるのです。





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旅行する時に気をつけたい「新しい旅のエチケット」

2020年5月25日の緊急事態宣言全面解除により、段階的に緩和されてきた外出自粛ですが、いよいよ6月19日からは都道府県境をまたぐ移動の自粛が解除となりました。
これを受け、同日、旅行連絡会により策定された「新しい旅のエチケット」が公表されました。これは、感染のリスクを避けながら安全に旅行をするための留意点を旅行者視線でまとめたもので、感染防止のための基本的な留意事項に加え、移動や宿泊、ショッピングなどシチュエーションごとの注意点がイラストと共に覚えやすい五七五形式で紹介されています。

新しい旅行スタイルのキホン

新しい旅のスタイルと共に発表された「新しい旅行スタイルのキホン」では、旅行の際に感染予防対策として気をつけることがより具体的に示されています。
基本事項として、毎日の健康チェックやマスクの着用、手洗いうがいの徹底、3密を避けた行動をすることなどが挙げられているほか、移動、食事、宿泊、観光施設、ショッピングなど各シチュエーションごとに注意するべき点が挙げられています。

旅行中の移動や食事で気をつけること

旅行中は何かと利用する機会が多い公共交通機関を使っての移動や旅行地での外食の際に留意する点は以下の通りです。





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観光中やショッピングで気をつけること

旅行に行ったら観光やショッピングを思う存分楽しみたいですよね。以下ご紹介するポイントを守って旅先での観光やお買い物を満喫しましょう。





宿泊する時に気をつけること

他者との共有スペースが多いホテルや旅館では不特定多数の人との接触の機会も多いので、お互いに快適に過ごせるように以下の点に注意しましょう。

【宿泊】
・人前で、マスク着用、エチケット。
・おしゃべりは、部屋に入って存分に。
・大浴場、静かにゆっくりいい湯だな。
・部屋の窓、ときどき空けてリフレッシュ。
・同宿者、少し離れてご挨拶。
・ドアノブやエレベータ、触れたらすぐに手を洗おう。
・手洗いと手指消毒で、安心ステイ。

旅行中はつい気が緩みがちですが、コロナウイルスに感染しない、感染させないためにも、公共スペースの多いホテルなどではしっかりと旅行のエチケットを守るようにしましょう。





新型コロナ 東京都ロードマップとは?

東京都は2020年5月22日、感染症の防止と経済社会活動の両立を図るための指針となるロードマップを発表しました。ロードマップの5つのポイントは以下の通りです。

1. 外出自粛等の徹底を通じて、感染を最大限抑え込む
2. モニタリング等を通じた、都民生活や経済社会活動との両立
3. 必要な場合には、「東京アラート」を発動
4. 「第2波」に対応するため、万全の医療・検査体制を整備
5. 「新しい日常」が定着した社会の構築

モニタリングには「感染状況・医療提供体制・監視体制」の3つの観点から7つの指標が設定され、その状況は東京都の新型コロナウイルス感染症 対策サイトで随時発表されるとともに、レインボーブリッジのライトアップで知る事ができます。東京都で感染拡大の兆候が見られ、「東京アラート」が発動した場合、レインボーブリッジは赤色のライトが点灯します。





医療従事者への感謝の証として青色のライトが灯されたレインボーブリッジ

休業要請を緩和するステップについて

東京都は、緊急事態宣言解除後は感染防止に最大限の注意を払いつつ、業種や施設の種類別に段階的に休業要請を緩和していくことを明らかにしました。休業要請緩和のステップは4段階あり、緊急事態宣言下をステップ0とし、感染状況を見ながらステップ1~3まで徐々に緩和される予定です。
各ステップごとの緩和対象は以下の表の通りです。





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新しい生活様式の実践例

緊急事態宣言は解除されましたが、コロナウイルスへの対応はこの先もまだまだ続くと言われています。厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を元にまとめた「新しい生活様式」を日常生活に取り入れるための実践例を提示しています。以下で詳しく紹介致します。

1.基本的感染対策

感染防止のために各自が守るべき基本的事項は、身体的距離の確保、マスク着用、手洗いの3点です。具体的には、以下の点が挙げられています。

・人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける
・遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ
・会話をする際は、可能な限り真正面を避ける
・外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスク着用
・家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる
・手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に(手指消毒薬の使用も可)
※高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする





2.基本的生活様式

日常生活を行う上で気をつけなければいけないことは以下になります。
・まめに手洗い、手指消毒
・咳エチケットの徹底
・こまめに換気
・身体的距離の確保
・「3密」の回避(密集・密接・密閉)
・毎朝の体温測定、健康チェックを行い、発熱または風邪の症状がある場合は無理せず自宅療養





3.日常生活において(シーン別実践例)

<買い物>
・通販も利用
・1人または少人数ですいた時間に
・電子決済の利用
・計画を立てて素早く済ます
・サンプルなど展示品への接触は控えめに
・レジに並ぶときは、前後にスペース

<娯楽、スポーツ等>
・公園はすいた時間、場所を選ぶ
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用
・ジョギングは少人数で
・すれ違うときは距離をとるマナー
・予約制を利用してゆったりと
・狭い部屋での長居は無用
・歌や応援は、十分な距離かオンライン





4.働き方の新しいスタイル

・テレワークやローテーション勤務
・時差通勤でゆったりと
・オフィスはひろびろと
・会議や名刺交換はオンラインで行う
・対面での打ち合わせは換気とマスク





人との接触を8割減らす、10のポイント

2020年4月7日に東京・大阪を含む7都府県で出された緊急事態宣言は、4月16日には全国に拡大しました。しかし、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、緊急事態宣言下、感染の蔓延を収束させるための目標とされた「人との接触の8割削減」が徹底していないとの認識を示し、4月22日に新たに「人と接触機会を減らす、10のポイント」を提示しました。以下で具体的な対策をご紹介いたします。





1. ビデオ通話でオンライン帰省

家族と離れて暮らしていると、元気にしているかが気になり、様子を見に行きたくなりますが、公共交通機関を利用しての遠距離移動は感染のリスクを伴います。帰省先で重症化するリスクの高い高齢者との接触が増えることもあるので、ビデオ通話ツールを利用して連絡を取り合うようにしましょう。





2. スーパーは1人または少人数ですいている時間に

生活必需品購入のために利用する機会が多いスーパー。しかし、夕方などの混雑した時間帯や大人数で買い出しに行くと、売り場内やレジが密状態になってしまい、感染のリスクが高くなってしまいます。
スーパーにはなるべく空いている時間に1人で行くようにしましょう。混雑を避けるため、Googleの検索機能で混雑時間帯を調べておくのも有効です。短時間で買い物が終わるように事前に買い物リストを作っておくのもおすすめです。





3. ジョギングは少人数で、公園はすいた時間、場所を選ぶ

外出自粛が続きで運動不足気味という人に人気のジョギング。屋外での運動は安全とされていますが、感染予防の観点から、ジョギングは1人または少人数で行いましょう。走る際はマスクやバフで口と鼻を覆い、他のランナーと十分な距離を取りましょう。また、公園などに行く場合も、空いている時間帯、空いている場所を選ぶようにしましょう。





4. 待てる買い物は通販で

不要不急の外出を避けるため、今すぐ必要ではないものや、必需品の中でも保存がきくものなどは通販サイトを利用して購入しましょう。





5. 飲み会はオンラインで

自粛続きでストレスが溜まり、たまには気の合う友人と飲みに行きたいという人も多いと思いますが、人との接触を減らすためにも、飲み会はオンラインビデオ通話サービスなどを利用して行いましょう。ネット環境が整っていればあとは各自飲み物、食べ物を用意するだけで、簡単に知人・友人とコミュニケーションが取れますよ。





6. 診療は遠隔診療、定期診療は間隔を調整

患者の外出による感染拡大や、医療スタッフの感染を防ぐため、調子が悪いなと感じたら、まずはオンライン診療を利用しましょう。また、可能であれば定期検診は診療の間隔を開けるように調整しましょう。





7. 筋トレやヨガは自宅で動画を活用

スポーツクラブのサイトやYoutubeなどの動画配信サービスでは、自宅でできる筋トレやヨガ、フィットネスエクササイズの動画をたくさん紹介しています。心身の健康を保つためにもスポーツをしたり、体を動かすことは大切なので、これらを活用し、屋内で積極的に体を動かすようにしましょう。





8. 飲食は持ち帰り、宅配も

在宅勤務が続き、家で食事をする回数が増えた人も多いと思います。毎日食事の準備をするのは大変だからたまには外食でもと思う人も多いと思いますが、飲食店の利用は感染のリスクが高いので避けましょう。最近は様々な飲食店がテイクアウトやデリバリーサービスを行なっているので、それらのサービスを活用しましょう。





9. 仕事は在宅勤務、通勤は医療・インフラ・物流など社会機能維持のために

混雑した電車を利用しての通勤や大勢の人が働くオフィスでの勤務は、ウイルス感染のリスクが非常に高くなります。通勤は医療・インフラ・物流など社会機能維持のための業種に限り、それ以外は可能な限り在宅勤務をするようにしましょう。





10. 会話はマスクをつけて

新型コロナウイルスは飛沫や接触により人から人へ感染します。また、咳やくしゃみをしなくても密閉空間で大人数が近距離で会話をすれば、感染拡大のリスクがあると言われています。至近距離での5分間の会話は咳1回と同じとも言われているので、人と会話をする時や、外出時は必ずマスクを着用しましょう。





今回は、新型コロナウイルスに関する日本の現状と、このような困難な状況下で生まれた新たな取り組みや感染症と暑さ対策などについてご紹介いたしました。未だに収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症ですが、感染し予防しながら安全な社会生活を営むためにも、記事内でご紹介したことを日々の暮らしの中で実践してみてくださいね。



この記事に掲載されている情報は、公開時点のものです。

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