- その他
- 豆知識
日本の有名なアニメ監督・代表作をご紹介!新海誠・細田守・押井守監督など
世界各地で多くのファンを魅了するほど根強い人気を誇る日本の「アニメ」。世界に名をはせるアニメ監督「宮崎駿(みやざき はやお)」を知っている人は多いと思いますが、日本にはほかにも、名作を生み出した有名監督がたくさんいます。今回は、厳選して7人の名監督と代表作をご紹介します!
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれている場合があります。アフィリエイトリンクを経由して購入された場合、あなたからの追加費用なしで私たちはコミッションを得る可能性があります。
1. 新海誠(しんかい まこと)
2002年、上映時間約25分の短編作品『ほしのこえ』で監督デビューを果たした新海誠監督。
代表作は『秒速5センチメートル』や『天気の子』などがありますが、やはり渾身(こんしん)の大ヒット作と言えば『君の名は。』です。2016年に公開され、興行収入は250億円を突破し、日本映画の中で歴代2位(当時)の記録を打ち立てました。
ライター自身も本作を見ましたが、ストーリーがおもしろいのはもちろん、登場するシーンの風景がとても美しく描かれていたのが印象的でした。特に印象深いのはラストシーンに登場する階段の風景。モデルとなったのは東京にある「須賀神社男坂」と言われていますが、そのほかにも日本各地には本作のモデルとされるスポットがたくさんあります。聖地巡礼を行う人が続出し、社会現象にもなりました。
2. 細田守(ほそだ まもる)
1991年に日本の大手アニメ制作会社である「東映動画(現在は東映アニメーション)」に入社した細田守監督。
短編から長編までさまざまな作品を手掛け、『サマーウォーズ』や『未来のミライ』などのヒット作を生み出しました。中でも各国の映画祭でもさまざまな賞を受賞した『時をかける少女』は、主人公がタイムリープをするというユニークなストーリー展開が話題を呼び、SFアニメ映画として人気を集めました。最後のタイムリープをする場面で登場する坂道のモデルとなったのは東京の「富士見坂」。ほかにも東京各地には聖地と呼ばれるスポットがありますよ。
ライター自身も細田守監督の作品をいくつか見たことがありますが、日常風景の描写がとても忠実で、細部まで見入ってしまうほどの美しさが印象的です。
3. 大友克洋(おおとも かつひろ)
日本の漫画家であり、映画監督としても活躍する大友克洋監督。1973年に漫画家としてデビューを果たした大友氏ですが、当時としては今までの日本漫画界にはない、独特かつ繊細な画風が非常に注目を集めていました。
代表的な漫画作品には「童夢」や「AKIRA」があります。特に「AKIRA」は映画版も公開され、日本のみならず海外でも話題を呼び、「ジャパニメーション」として、世界に誇る日本のアニメの先駆け的な存在となりました。
ライター自身も劇場版の『AKIRA』を見ましたが、作中に登場する架空の都市「ネオ東京」や、主人公の表情の描き方など、非常にユニークで見事に大友氏の世界観に引き込まれました。
4. 高畑勲(たかはた いさお)
宮崎駿監督と共にスタジオジブリを設立した、日本のアニメ映画界を代表する高畑勲監督。
代表作にはテレビアニメ「母をたずねて三千里」や『平成狸合戦ぽんぽこ』などがありますが、特に日本人なら誰もが知ると言っても過言ではない『火垂る(ほたる)の墓』は不朽の名作です。本作は、戦争で親を亡くした兄妹が終戦前後の混乱の中を必死に生き抜こうとする物語。衝撃の結末に多くの人が涙しました。
高畑氏の作品は、人間の愛をテーマにした作品が多く、ライター自身も作品を見終えたあとは毎回多くのことを考えさせられます。
5. 押井守(おしい まもる)
1977年に日本のアニメ制作会社「タツノコプロ」に入社し、アニメ演出家としてデビューを果たした押井守監督。
押井氏の作品は、デジタル加工を施したタッチが特徴的であり、代表作である『イノセンス』や『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などでも押井氏ならではの作風を楽しむことができます。特に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、CG映像を中心に、作中で登場する、香港を参考としたきらびやかな電光掲示板街や、迫力ある戦闘シーンなどが見事に描かれています。
6. 庵野秀明(あんの ひであき)
日本のアニメーターであり映画監督でもある庵野秀明監督。2006年には、アニメ制作会社「株式会社カラー」を設立し実業家としても有名です。
代表作にはテレビアニメ「ふしぎの海のナディア」やオリジナルビデオ「トップをねらえ!」などがありますが、やはり庵野氏の代名詞とも言える作品と言えばテレビアニメから劇場版まで人気を博した「新世紀エヴァンゲリオン」です。大災害である「セカンドインパクト」で誕生した新世界を舞台に、巨大な戦闘機「エヴァンゲリオン」のパイロットである主人公が、敵の侵略に立ち向かう物語。
日本では、鉄道会社とエヴァンゲリオンとのコラボ列車(現在は運行終了)が走るなど、ファンにはたまらない企画が行われるほど多くの世代から人気を集めています。
7. 今敏 (こん さとし)
1985年に、日本の漫画雑誌「ヤングマガジン」で漫画家デビューを果たした今敏監督。1998年には、アニメ映画『PERFECT BLUE』で監督デビューをしたのち、2006年には、今氏の傑作である『パプリカ』が公開されました。
『パプリカ』は、アカデミー賞長編アニメ映画賞の候補作品として選出さるほど注目を集めました。本作は、他人と夢が共有できる装置が何者かに奪われ、それを悪用し人々に悪夢を見させ精神を崩壊させていくという事件が起こり、主人公のパプリカが解決していくSFアニメ作品となっています。作中で描写される悪夢がとても奇妙で不気味なところが本作の魅力です。
日本で有名なアニメーション監督をご紹介しました!何人知っていましたか?ぜひご紹介した監督たちの名作を見てみてくださいね。
この記事に掲載されている情報は、公開時点のものです。